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ホップアクセサリー、できました。

イシノマキホップを栽培し始めて5シーズン目がおわり、ホップの魅力をより多くに人に、より多くのシーンで伝えたい!と取り組んできました。

そんな中、この度ホップピアス/イヤリングが誕生です!

この商品は、2022年春にイシノマキ・ファームが立ち上げ予定のブルワリー「ISHINOMAKI HOP WORKS」の第1弾商品でもあります。

今日はそんなホップアクセサリーが生まれるまでのストーリーをスタッフ加納が代表の高橋にインタビューするスタイルでご紹介します。

ホップピアスがつくりたい!

2017年から本格的に石巻でのホップ栽培を始めて数年が経ち、ホップの魅力をさらに知りたい、伝えたいとホップの6次化をイシノマキ・ファームでは考えはじめました。そんな中あがったものの1つが「ホップピアスがほしい!」という声でした。

しかしながら、いざ調べてみると、ある程度手の届くものや、自分たちが伝えたいホップらしさを伝えられる商品が国内にはなかなかありませんでした。

スタッフの中には、欲しさあまりに海外から取り寄せるスタッフもいたんです。そこで、「無いならば、オリジナルをつくろう!」と動き出すことになりました。

そうは言っても、私たちイシノマキ・ファームが作っているのは農作物。

いざ形にしたいと考える中で、「誰に頼もう?自分たちではつくれない…」と悩みました。そのような中で、ふと小高ワーカーズベースの和田さんの顔が浮かびました。

iriserとの出会い

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小高ワーカーズベースのエントランス

「地域の100の課題から100のビジネスを創出する」というビジョンを掲げる小高ワーカーズベース。その中で「魅力的な仕事を創って、ふるさとに帰ってこられる若者を増やすため」に始まったのがハンドメイドガラスのブランド、「iriser-イリゼ-」でした。

iriserというブランドが、1921年創業の耐熱ガラスメーカーHARIO社が立ち上げたガラスアクセサリーブランド『HARIOランプワークファクトリー』とライセンス契約を結んでおり、質もデザイン性も高いこだわりのハンドメイドガラス製品を作製し、女性の雇用をつくっているところなども共感したんです。

仙台出身の高橋ですが、実はこのエリアにもゆかりがありました。

双葉町に伯父がいたので、幼少期から夏には常磐線に乗り込み、冷凍ミカンとお茶を楽しみつつ、鈍行列車の車窓から見える原町や小高のまちは思い出に残る風景でした。東日本大震災以後、なかなか人が入ることができない、訪れることができない場所になってしまったけれど、そのような想い出、想いのある場所でも何かできたらいいな、と常に考えていました。

そんな想いと、iriserのものづくりや事業を続ける上での想いが重なり、ここでイシノマキ・ファームならではのホップ製品がつくれないか?という行動へと繋がりました。

いよいよ制作開始

そこで、ホップ栽培やほかの諸々の合間をぬって、せっかくならば直接お話させていただいたり、工房を見させていただき、ご相談したい、と2021年6月には小高ワーカーズベースへ。

久々に訪れた小高のまちはずいぶん様変わりしていました。でも、思い出の駅はそのままだったことがうれしかったり、逆に移住者や若者、そしてiriserの職人さんをはじめとする女性の活躍が目に留まりました。

iriserの工房で作業をする”ランプワーカー”(ガラス職人)のみなさん

ホップの写真を見ていただいたり、iriserさんの他の商品を拝見させていただきつつ、私たちがつくりたホップピアス/イヤリングのイメージを具体的にお伝えしていきました。

その後、サンプルをつくっていただき、重さや大きさを手に持ったり、実際に耳につけてみて検討したり。夏のホップの旬には実際に畑で生のホップとの大きさや形、揺れ方の比較もして、最終的な商品の形を決めました。

形もサイズ感も本物のホップにそっくりに

できた製品への想い

ひとつひとつ、小高で丁寧に手作りされたホップのピアスとイヤリング。手にとられた品がもしかしたら他のものと少し形や大きさが違うこともあるかもしれませんが、そんな1つ1つの違いも農作物であるホップとなんだか似ている気がします。

小さいな取り組みですが、同じ東北の太平洋沿岸部である石巻と小高のつながりがこの品を通してできたこともうれしく思っています。夏に、ほんの数週間しか見ることができないホップの毬花ですが、このアクセサリーを通して年中親しみをもってもらえたらとてもうれしいです。

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