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じわじわ広がるマイクロホップ農家の輪

わたしたちが2017年に本格的にホップ栽培を始めた当時、宮城県にはホップを栽培する農家さんはいませんでした。素材のことをしっかり知りたい!というビール醸造所さんが、栽培してみているということはもちろんありましたが。

それから4シーズンが終わり今。もちろん、まだまだ多いとはとても言えませんが、勉強会をしよう!となれば、東北各地や、コロナ禍のこのご時世、遠方からオンラインツールを使って一緒にホップについて学ぶ仲間が増えているのです。

わたしたち自身も、分からないことが分からない!というところから本当にいろいろなご縁をいただく中で、日本産ホップ推進委員会さんのホップサミットに参加させていただいたりしたのも大きなきっかけでした。

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ただ、こちらに参加した際に思ったのは、よりおいしいビールをつくりたい!と集うブルワーさんに対して、農家さんの数が少ない。ほとんどの方が輸入のホップを使用している、という差になんというか焦りと、がんばりたい!という背中を押される思いをしたのが2019年の初春のこと。

そこから、いろいろなご縁で「ホップ栽培に興味がある」という方を見つけたり、紹介していただいたりで広がってきたマイクロホップ農家のみなさんとのご縁。

マイクロホップ農家
マイクロブルワリーに対して、最初は数株だったり、地域とつながりながら自分たちのできる規模で少しずつですがホップ栽培を行う農家さんのことを勝手ながらそう呼ばせていただいています。
※日本のホップ農家さんの多くは、大手メーカーさんとの契約農家さんがほとんどで小規模なホップ農家というのが長い間いなかったようです。それでも、私たちが指導いただいている山梨・北杜の小林さんや、日本産ホップ推進委員会のページを開けば目に入るポップですてきなイラストを描く藤原ヒロシさんの京都与謝野ホップ生産者組合さん大阪のTHANKS HOPさんなど全国に背中を追いたいホップ生産者さんが増えています!

分からないことが分からない(汗)というところから、実際に育ててみて「わからないこと」「もっと知りたいこと」をそれぞれ持ち寄り、情報共有、学びあう機会をみなさんとつくることで私たち自身もホップのことを少しずつですが理解し、収量をふやしたり、ブルワーさんとご縁を広げることができてきたように思います。

まずは基礎から!と座学で学んだり

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雨の中でも講師として来てくださった山梨・ホップ農家小林の小林さんにいろいろと教えていただいたり。

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収穫シーズン前には、ビール神社にみんなで「おいしいビールのためのホップがしっかり収穫できますように!」とビール神社に収穫祈願をしたことも。

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そんな中で、青森からのニュースや。

島根から、

そして、先日noteでもご紹介した福島からも。

一緒に学んだ仲間たちのホップが実際にビールになったり、私たちの圃場から株分けしたホップが大きく育つ姿を見たりする機会もいただけるようになってきました。

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本格栽培スタートから4シーズンを終えた今。おかげさまで収量は増えたり、私たちが育てたイシノマキホップを使用してビールを醸造してくださる方も増えてきました。それでもまだまだわからないことや、引き出し切れていないホップの可能性。

来シーズンに向けては、より多くの方とホップ栽培の魅力を共有したり、ホップの栽培が落ちつく冬場には私たちもビール醸造について少しでも知識を深め、来シーズンより深く、広いご縁をまたつむいでいけたら良いな、と思います。

ホップ栽培、私たちの育てたホップを使ってビールや料理などをしていただける方!お気軽にご連絡ください!

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