フリーライターを利用せよ

また更新が滞ってしまいました。

今回のテーマは「フリーライターを利用せよ」。

これは編集者、もしくは取材される側の方に向けた記事です。

前回の記事でフリーの営業方法について書きました。

この記事でわたしは最初のうちは「フリーに依頼しているお仕事はありませんか?」と電話をかけまくっていたと書きました。ただし徐々に実績ができるうちに、「企画を見ていただけませんか?」と自分が書きたいことを提案するようになりました。

たとえば今までそうやっていただいたお仕事のひとつにスポーツナビのコラムなども含まれています。


この記事は「こういう記事を書きたいです」と編集部へ企画書を送って採用された一例です。編集会議を経て掲載が決まるのですが。

ある程度の取材の蓄積がなければ企画書は書けません。

以前までVリーグの取材は「掲載媒体と掲載日が決まっている取材に関しては試合当日にパスを発行します」という規則があったので、この、企画書にするまでの「取材前取材」ができませんでした。

今もだいたい似たような感じで、フリーランスでは申請は通らず、特定の出版社、新聞社の派遣記者として申請をしています。もちろん、取材と言って不審者が潜り込むのを防ぐためには、そういった「全面的にシャットアウト」という方法で防ぐほうが安心であるのも理解できます。

でも、ちょっと待ってください。

もったいなくないですか?

だってフリーランスの記者は、その「取材前取材」によって、バレーボール(もしくはその他の競技)を、その競技にあまり興味を抱いていない出版社の編集者に『勝手に』プレゼンしてくれるんですよ。しかも我々フリーランスは原稿を書かなければ一円にもなりませんから、その企画を何としてでも仕事につなげたいと、必死に考えます。

出版社からしても、自分でネタを探しに行かなくても、フリーランスの記者が足で探した生きたネタを手にすることができる。

こんな効率のいいことないじゃないか!とわたしはいつも思っています。

競技団体も出版社ももっとフリーランスを利用してくれればいいのに、と思います。

社外に営業を置いているようなものではないでしょうか?

何か問題を起こされるのが困るというのであれば、問題が起きてから対策を考えればいいこと。

まずは競技団体にも出版社にも、「取材前取材」の大切さを知ってほしいし、「取材前取材」によって生まれる企画が多いことに気づいてほしいと思います。


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