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【令和5年度 アカデミーハウス 6月レポート】

6月は、今年4年ぶりに復活する「ふしの夏まつり」に、アカデミーハウス地域連携事業として、参画することが決定したことで、PBLグループ活動に加えて、地元の青年会議所、地域づくり協議会、地域関係団体と一緒に、小郡地区を盛り上げる為に、イベント企画を考えて、関係各所と連携し、7月29日のお祭り当日に向けて、準備を進めていく月になりました。
PBL活動のグループワークでは、哲学的思考を活用しながら、チームごとに課題設定に注力しています。イベント企画の準備、個人のスキルアップとして「マネジメント」や「チームビルディング」などを習得する、大変忙しくも、新しい出会いが多い充実した月となりました。

≪6月の活動≫


1. PBL講座・グループワーク

小川先生との対話によりPBL活動の課題解決思考を深めていく

◆6月14日「PBL月次進捗報告会」
今月から2年次利用者のPBL活動の発表も合流して、4つのグループが、約 1 ヶ月の活動進捗を報告しました。日々、3期生各自が思考を巡らせ、グループワークで対話をしながら、まとめた内容を、小川先生に報告します。報告後のフィードバックをもとに、それぞれの活動をより具体化していきます!

・hacoに和(はこにわ) 
山口の地域社会の活性化を目指して、まずは様々な視点と思考から目的と目標を考え、テーマを「健康」「農業」「コミュニティ」に絞り込み、ここから更に、メンバー同士の対話を重ねて思考を深めていきます。
・R.P.G(アールピージー)
結果にこだわって、誇れる組織と自分になることを目標に、1年間グループで活動していきます。
・_(アンダーバー)
 山口の困りごととして、若者が楽しくない、というテーマを深堀りしていき、なぜ楽しくないのかを哲学的思考で考え、今後、山口の若者を楽しくするために何が必要かと考えていきます。
・まぐ
 チーム名のまぐは、「やまぐち」の真ん中をとって「まぐ」としました。山口の中心となり、地域と共に未来を切り拓いていく活動を行っていきます。

◆ 6 月 毎週 2~3回程度「PBL グループワーク」
各グループが発表したテーマから、調査や意見交換などグループワークを通じて提案を深めていきます。


◆ 6 月 28 日「(スキルアップ研修)マネジメント講座① 」
グループ活動での役割分担、時間管理、プロジェクトの進捗管理などについて、15の思考力を用いて、円滑に進む為の手法を身に付けます。

森下氏のマネジメント講座 質疑応答しながら実践的に学びます

2. CD講座②

キャリア開発講座第2回目 自己理解を深めるワークを行います

CD講座の狙い
これまでの経験や能力や価値観、欲求を振り返り、今後のキャリアの目標や方向性を検討を行うことで、仕事(学業)に対する意義を再認識し、今後の進むべき方向性を定め、モチベーションアップを図ります。

◆ 6 月 8 日「CD(キャリア開発)講座 ② 」
自己資源の棚卸として、これまでの経験の振り返り、発揮したい能力等を演習を通して、自己理解を深めていきました。
1. 自己資源の棚卸【演習】
   ・経験の振り返り
   ・発揮したい能力 等…

3. S.C.S(スマート キャリア サロン)

◆ 6 月 21 日 「この混迷の時代に現代の哲学者が考えていること 」
講師:小川先生

小川先生から現代の哲学者の思考を学び、今後のPBL活動に生かしていきます

 現代は、「先行きが不透明で、将来の予測が困難な時代」と言われます。また、現代は、テクノロジーの進化によって、あらゆるものを取り巻く環境が複雑さを増し、将来の予測が困難な状況にあることから、「VUCA(ブーカ)時代」と呼ばれています。VUCAとは、4つの単語の頭文字をとった造語です。
V(Volatility:変動性)
U(Uncertainty:不確実性)
C(Complexity:複雑性)
A(Ambiguity:曖昧性)

今回のS.C.Sでは、この時代を乗り越える為に、必要な現代の哲学者が考える思考、思想をわかりやすく解説し、その本質を紐解いて、生き残る知恵として学びました。

4. OBOG交流会

竹本祐司氏の講演を真剣に聞き入るOBOG

令和5年度初のアカデミーハウスOBOG会企画を実施しました。
今回は、交流をメインにして、1期生、2期生、3期生の懇親を深めると同時に、PBL活動における地域活性化について、地域活性化プロデュース業をされている「一般社団法人 地域改革 代表理事 竹本祐司」氏を、ゲスト講師としてお招きして、竹本氏がこれまで手がけてきた地域活性化事業とその意義目的、志を熱く語っていただきました。
竹本氏の講義では、時間が足らないぐらい、話しが盛り上がり、質疑応答が次々と出て、活発な議論がされていました。
また、懇親会にもご参加していただき、話しは終わることなく、どんどん盛り上がっていきいました。
アカデミーハウスOBOGメンバーも含め、地域づくりや地域課題解決等への熱い思いが、参加者全員の胸に刻まれた時間となりました。

1期生、2期生、3期生とみんなで懇親会は大盛りあがりでした!

5.2年次講座

コーチンググループセッションによる講義

6月の2年次講座は、これまでのコミュニケーション、ファシリテーション、コーチングの基礎知識や基礎理論を学ぶ時間から、次のステップに進みました。次のステップは、より実践的に学ぶ為の、演習やグループワークを中心に、座学の知識だけでなく、体験を通じてグループで学び合う形式を取っていきます。
また、講座で学びながら、合間に個人コーチングを受けて、得た学びや気づきを、これからの自分の目標、日々の行動にどう実践していくか、実践する為に何が必要かを、コーチングを受けながら自ら考えていくことになりました。
2年次利用の4名は、1年後のなりたい自分を描き、最初の小さな変化が、いずれ大きな変化と、成果に繋がることを、それぞれが各自の目標に持って、学びを深めていきました。

6.地域連携事業「第45回ふしの夏まつり」参画

4年振りに開催されることになったふしの夏まつり

7月29日(土)ふしの夏まつりが4年振りの開催されること決定されたことで、アカデミーハウスとしても、地元小郡地区を盛り上げる為に、地域連携事業として参画することになりました。
まずは、主催団体である吉南青年会議所と夏まつりの概要やコンセプト等の全体の打ち合わせをした上で、アカデミーハウスとしては、2つのイベント企画を立ち上げ、企画から運営まで自分達で行うために、地域の関係者の皆さまの協力を得ながら、お祭りの成功を目指して、ふしの夏まつりプロジェクトがスタートしました。

イベント企画①:16:30~17:30「愛の主張」恋愛、友愛、家族愛、郷土愛、あなたの愛をみんなに伝えよう!

4年振りのお祭りで思いのたけを叫ぼう!

イベント企画②:20:40~22:00「光と願いのフェスティバル」スカイランタン、竹キャンドルでお祭り会場を幻想的に彩ります!

みんなでランタンを浮かべて会場を幻想的な雰囲気に包もう!

≪利用者の感想≫

1. 6月の感想・気づき

コーチングセッションの中で、自分の内面と向き合うことができています。思考をまとめることや、整理することが苦手だったことが、教わった方法で行ってみると、苦手意識が薄れてきました。

プロジェクトマネージメント講座で、行動の5秒前の思考を変えることによって9割を成功にさせる事を学ぶことができました。他にも仕事を先延ばししない事や、意味のある課題をやる事によって時間が生まれることを知り、意味のあるやるべき事を最優先にするようにして、無駄な作業をやらないようにしたら、時間が生まれるようになりました。

小川先生の講座が自分の中ですごく学びが深かったです。最初に考えるとはどういう営みなのかを改めて全員で考えて、どうやって考えてるのかを改めて認識するきっかけになりました。また、複数の哲学者の思考法を学んだことで偉人の考え方から行動をどうやってしていけばいいのかなど自分の中で哲学ベースで考える基盤になった回だったように思います。哲学ベースがよく分からなかったのですが、自分は今までの哲学者が残した概念をうまく使って、さらに思考を深めたり、社会をみることなのかなと感じています。

地域連携事業において、私たちアカデミーハウス生が、どうこの社会によいムーブメントを起こし結果を残せるのか、みんなで振り返りの時間を持ち、常に行動へ移す姿勢を崩さないようにしたいと思います。

利用者同士の信頼関係が構築され、心理的安全性が高まり、グループワークでも自分の意見を出しやすくなりました。
相手が違うものの見方をしていることを認識して取り組むことで、より相手の考えや思いを受け止められるようになりました。見方が違うからこそ、事実を確認する機会を増やしたことで、話の誤解が減り、議論の時間が短縮できるようになりました。
チーム全員のパフォーマンスが向上するためには、マネージャーとしてどのように立ち振る舞えばよいか考え、相手が相談しやすいように自ら声かけをしようと考え実行しました。そうすることで、他のメンバーとの心の距離が縮まった気がする。他者を受け入れることがよりできた1ヶ月になりました。

外部を巻き込みプロジェクトを進めていく上で、リーダー的な立場で動きを取ってみると板挟みとなり、どのように進めていくべきか悩むことも多くありました。それぞれの立場を考えながら、より良いものを作り上げるためにはどうすることが一番よいのか、また、メンバーではない立場からどのようにフォローしていくか、考えて行動できるようになりました。

地域連携事業で、地域の方と話しをする機会が増え、地域のみなさんは、若者に期待しているということを強く感じました。アカデミーハウスを知らない方から、「あなたを信用して任せます」というようなことを声かけをいただき、自分が地域にどれだけ貢献できるのだろうと考える機会となりました。地域の課題を哲学するだけにとどまらず、それを実行し地域や多くの方に貢献できるまでがPBLなのだと感じました。

PBL活動は面白い取り組みだと思いますが、経験と知識がないと実行は難しいと思いました。若年層の多いアカデミーハウス内では、アイデアで行き詰まることが多く、トライ&エラーを繰り返す中で、学びを得て、その上で、哲学的思考というブレイクスルーを起こせるノウハウを取得できるように、自分の頭で考えて発信出来るようになっていきたいです。

コミュニティのあり方の多様性を学んだ。地域のコミュニティでPBL活動を行っている学生と対話する中で、自分の居場所となるコミュニティの大切さを感じた。多様性のあるコミュニティをつくる、ひとつの可能性としてこれからも調査し探っていきたいと感じました。

マネジメント講座の中で学んだ、具体と抽象については大きく役立ちました。メンタリングしていただく中で、具体と抽象に関してはキーワードとなっていたが、具体的にどういう思考のプロセスを必要としているかについて考え始めるきっかけになり、グループワークが進むようになりました。

≪概要 プログラムの説明≫

1.アカデミーハウスについて

地域の次世代リーダーが住まう、キャリア開発型シェアハウス。
自律」「実践」「時間の共有」をテーマに掲げ、予測できない事柄や未来の社会情勢に立ち向かえる次世代のリーダーを育むための共同生活空間です。ともに生活し、グループ活動を行う中で、ここでしかできない経験、自己研鑽を目指します。

アカデミーハウス外観

2. P.C.T プログラムについて

アカデミーハウスで生活する1年間で、他者・地域との共生や、専門家がバックアップするPBLやキャリア開発プログラムを通して、哲学的思考や多様性の尊重など、さまざまなスキルや経験の獲得をもとに、自己肯定感・自己効力感を高め、人間性を育み、人生の充実につなげることで、新しい時代のリーダーとなる人材を輩出します。

≪SNSのご紹介≫

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