見出し画像

はてしない石の物語#11~「まっすぐなピアス」&「応援のピアス」~

『はてしない石の物語#4~あらたな石との始まり~』でK先生から「あなたがアクセサリーを選ぶとき、アンティークの場合は無意識に自分が役立たせてあげられるかどうかで線引きしているらしい。新しいアクセサリーはゼロから命を吹き込むことになる」と言われたことをお伝えしました。

その記事がこちら

けれども全く自覚もないし、そう言われても思い当たる感覚もなく、何とも心もとない気持ちでいます。
 
でも、何かしら感じて選んでいるらしい(らしいとしか言えないのですが)と思われることがあったのでお伝えしたいと思います。
 
ピアスをしている次女のためにトルコ石のピアスを購入したことがありました。ビンテージやアンティークの部類のアクセサリーです。次女は正直その当時は「服と合わせるには色やデザインが難しい」と思って、そのまま置いていたようです。最近になって「そういえばこんなピアスもあった」と思って身につけるようになっていました。
 
それから間もなく、次女が封印していた過去の痛みがゆさぶられるような出来事が起きました。具体的に書くことはしませんが、同じような痛みを持った人がこれまでため込んだ苦しみや痛みや悲しみを、次女に対してぶつけた言葉が突き刺さった、というような出来事でした。人前であったにも関わらず号泣する次女を私もどうすることもできずに見ていました。同じように私も心が痛みながら、同時に(もしかしたら、封印を解く時期に来ているのかもしれない、痛みが大きければ大きいほど、封印を解かれる時も痛みを伴うのではないか)とも感じました。その出来事が起きたのは2023年9月16日のことでした。

トルコ石のピアスのことを思い出して身につけるようになったのはそういう時期でもあったのです。
 
K先生のところに定期健診のような感覚で通っていた次女でしたが、封印が揺さぶられ不安定になっていたので、急きょ治療を入れていただきました。その時にそのピアスをつけていって見ていただいたそうです。最初先生は「ピアスと次女は合わない」と思ったそうです。そのピアスはとても個性が強くて、「覚悟をもつ」とか「決意して進む」という個性があって、そういう状態に人がある時は力を発揮するけれども、そうでない状態の時は足をひっぱってしまうとのこと。でも、次女の封印が揺さぶられ、少しずつ過去の痛みと向き合う姿勢ができてきたらしいことを、定期的に治療してきたK先生は誰よりもよくわかったのでしょう。「向き合う覚悟ができてきたんだね。だからこのピアスを思い出したんだと思う。その姿勢を応援してくれるよ」と言ってくださったそうです。
 
証明はできないけれど、次女の無意識の覚悟とピアスは繋がっていたのだと思えてなりません。そういう力が石にはあって、同時に次女にもそれを感じ取るセンスがあるのではないか、と思います。
 
そして、つい最近、同じくビンテージかアンティークと思われるピアスを次女にプレゼントしました。たくさん飾られていたイヤリングやピアスの中で、それがキラっと光って見えたのです。次女によれば、それを身につけると「気持ちが明るくなる」とのこと。
 
そのピアスに関しては私がK先生に見ていただきました。先生は「これは次女さんにぴったりだね。彼女の元に来るべくしてきたピアス。これはすごく応援の気持ちが強いピアスだから、どんな時につけてもいいよ。特にいいのは、元気がない時や落ち込んでいる時。そういう時に応援してくれる」とのことでした。次女が「気持ちが明るくなる」と感じたことと一致します。
 
さらに先生から「でも、直接このピアスと次女さんが繋がることはなかった。お母さんを通して繋がるようになっていた」と「無事に次女さんの手に渡ったということは、良い流れにある、正しい道を進んでいる、という証拠でもあるよ」と言っていただきました。

帰ってきてから次女にそのことを伝えたら「すごくよくわかる!」と言うのです。「何がわかるの?」と聞いたら「お店でこのピアスを見ても私は買わなかったと思う」とのこと。「直接私の元に来ることはなかったのは確か」と。「へえ、そうなんだ!」と驚いてしまいました。私は「きっと喜ぶ」と思って購入したので。好みの違い、ということかしら?そう考えると、私は次女が好みかどうか、ということとは違う何かで判断しているのかもしれません。それが「役立たせてあげられるかどうかで線引きしている」ということなのかもしれません。
 
思い返せば「恩送りのペンダント」や「やんちゃなブレスレット」に関しては、購入したのに私自身はほとんど身に着けていなくて、それぞれもっと相応しい持ち主がいたわけです。

それぞれのお話はこちら。


でも、このことに関しては、考えてもどうしてもピンとこないことのひとつ。まだまだ「意識」と「無意識」の間に隔たりがあるのかもしれません。そのうちわかるようになるかしら・・・




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?