見出し画像

はてしない石の物語#13~ふさわしい人への「柔らかな愛の石」~

いつ購入したか全く覚えていない、とても美しいローズクウォーツの石を持っていました。K先生に見ていただいたところ「とても良いローズクウォーツだね」と惚れ惚れと手に取って眺めていました。
 
K先生は治療の診察をするとき、いくつか石を使っているようなのです。ホルモンバランスを見る時などにローズクウォーツが使われるようです。先生が治療に使用しているローズクウォーツを取り出して「これよりずっといいね」と。確かに私のローズクウォーツは透明感があって綺麗なピンク色で、とてもきれいに見えました。ローズクウォーツは「愛の石」でもあるとのことでした。
 
ある時、石の話をいつも興味津々で聞いてくれる友人のノンさん(同じくK先生のところに通っている)と話をしていた時のこと、ふと「あのローズクウォーツはノンさんにピッタリだな」と思いました。でも、それをすぐに口にすることはできませんでした。K先生に「とても良いね」と言っていただいたので次女にあげてしまっていたからです。コーディネートしたいけれど、まずは娘にそのことを伝えなくては、と思ったのでした。
 
次女もノンさんのことが大好きなので、話をしたところ「もちろんいいよ!ああ、確かにぴったりだね」と言ってくれました。とても嬉しく思いました。
 
実は「勇気のペンダント」をサクラちゃんにコーディネートするとき、ノンさんも同席していただくことになっていました。ノンさんはサクラちゃん母娘を家族のように大事にしていて、学校行事もほとんどすべてお母さんのアイさんと一緒に参加しているので、サクラちゃんへの大切なコーディネートにも立ち会っていただきたいと願っていたのです。そう、そういうことを考えれば考えるほど、「柔らかく温かな愛」を持っているノンさんに、この美しいローズクウォーツはぴったりだと思いました。

「勇気のペンダント」をサクラちゃんにコーディネートした時のお話はこちら。


 
ノンさんへ「ローズクウォーツ」をお渡しすることは当日まで内緒にしていました。サクラちゃんのコーディネートが終わり、みんなで「似合うねえ」と盛り上がっているその時に「実は・・・」とノンさんに石をお渡ししました。ノンさんはそれはそれはびっくりしていました。夢にも思っていなかったことだと思います。
 
その時、私は思いがけないことを聞きました。「実はローズクウォーツが欲しいと思ってお店に行ったのだけど、時間が遅くてその時もう閉店してしまっていたの」「前回K先生に治療をしてもらった時「ローズクウォーツが反応している」と言われたの。でもだから何、ということは一切言われなくて、ただ反応している、とだけ。どういうことかな、と思っていたのよ」とも。
 
私はその時点でK先生に「ノンさんにお渡しすることにした」とは伝えていませんでした。石同士で何か伝え合ったことがあったのでしょうか・・・
 
コーディネートするとき、私が描いた「物語」にaikoさんが絵を添えてくれたものをお渡しするのですが、aikoさんが選んだのは「カーネーション」。ノンさんを思い浮かべた時にカーネーションがぴったりだと思ったのだそうです。カーネーションの花もノンさんにとってはとても思うところのある花だったようです。

それがこちら。

「やわらかな愛の石」のものがたり


 
後から共通の友人が、「ノンさんがローズクウォーツとその物語を受け取ったことを涙ながらに報告してくれたよ」と教えてくれました。ノンさんの中で、言葉にはできない「愛の石」との共鳴があったのではないか、と思います。それは、これまでのノンさんの人生、そしてこれから先のノンさんの人生に深く関わる何かなのではないか、と。
 
ノンさんは、まだ自分の愛の大きさに気が付いていないように思います。自分には当たり前すぎてかえって気が付かないということはよくあること。この美しいローズクウォーツがノンさん自身の素晴らしい「愛」に気づかせてくれますように、と心から願っています。そして私自身も、ことあるごとにノンさんの素敵なところを伝えたいと思っています。

後にK先生にローズクウォーツをノンさんにお渡ししたことを伝えたら、目を丸くして「すごく合ってるよね」とおっしゃっていました。「あなたは、どんな時にコーディネートする相手を思いつくの?」と、とても不思議そうに聞かれたりもしました。どんな時、ということはないのですが「ふと浮かぶ」という感覚でしょうか・・・

ノンさんがK先生のところに治療に行った時、ローズクウォーツは持っていかなかったようなのですが、先生がメッセージを受け取ってくださったそうです。「持ち歩いて欲しい」「目につくところに置いて欲しい」「できたら加工して身につけて欲しい」「たまに一緒に寝たい(寝返りで床に落ちてもいいよ)」というのがそのメッセージだったそうです。

ノンさんからメッセージを教えてもらって「石って健気で可愛いなあ」と思いました。
 
ローズクウォーツがノンさんとどんな未来を創っていくのか、とても楽しみです。いつかその後の物語をお伝えする日が来るかもしれない・・・そう思っているところです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?