マガジンのカバー画像

ニチニチコレコウニチザツキ

274
ADHD気味という自己認識での日常生活。あちこちに興味関心が分散して突っ込んでいく自分を客観的にノートしてみようと思う。
運営しているクリエイター

#生成AI

生成AIと教育を考える5「根拠を調べる」

生成AIと教育を考える5「根拠を調べる」

本日(R5.6.2)の読売新聞の編集手帳にチャットGPTが米国の裁判で起こした事件のことをとりあげていた。弁護士がチャットGPTを使って作った準備書類でありもしない判例が用いられていたというのだ。少しチャットGPTを使ってみれば、このことはすぐわかる。前回でもとりあげたが、チャットGPTで作られた文章は根拠に基づいた完璧なものである。しかし、この根拠も解から導かれた最適値の文章なのだ。いまのところ

もっとみる
生成AIと教育を考える3「なまじ知恵がつくから」

生成AIと教育を考える3「なまじ知恵がつくから」

毎日、生成AIの話題が事欠かない。G7の議題にもなって作業部会が作られ、AIのルール形成に向けた枠組み「広島AIプロセス」が始動したことがニュースになっていた。ルール作りが大急ぎで進んでいる。ちょっと泥縄式が否めないけれど、それだけ急がないとAIの暴走を止められないということだ。

英語圏でたくさんの知識を食べたチャットGPTは米国の司法試験を上位10%の成績でクリアしたという。会計士の試験もクリ

もっとみる
生成AIと教育を考える2「自分の頭で考えること」

生成AIと教育を考える2「自分の頭で考えること」

最近、気になったできごとに「銀座の宝石展襲撃事件」がある。真昼間に衆人環視の中、そして監視カメラのたくさんある中で宝石店を襲った少年たちは、なんでこんな杜撰な事件を起こしたのだろうと思う。

しかし、これは巧妙にしくまれた計画があり、捕まった少年たちははじめから捕まえられるべき餌として動いているのだ。とかげのしっぽである。そして、真犯人は、ちゃんちゃんと宝石と共に逃げきっている。

ちょっと考えれ

もっとみる
生成AIと教育を考える1「期待と懸念」

生成AIと教育を考える1「期待と懸念」

この半年あまり(2022年末から)、生成AIのニュースを聞かない日がない。チャットGPTが国会で話題になり、G7でもとりあげられ、時代をかえる大きな要素となることが予想される。大きな期待と共に懸念もひろがり、教育における生成AIの利用もG7教育相会議でとりあげられ、文科省でも指針を早急に作ることになった。

私もこの半年、チャットGPTを使って生成AIの具合を確かめつつ期待と懸念を深めてきた一人で

もっとみる