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ひきこもり支援:有償のコンテンツのまとめ

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有償で配布している記事やコンテンツ、CVNちゃんねる(動画)をまとめています。20年以上続けてきた長期ひきこもり支援の現場で考えたこと、見えてきたことなど、自分なりのやり方でつづ…
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#ひきこもり

ネットやゲームとの付き合い方、依存を考える(2021年11月23日家族教室)

<解説> これは2021年11月23日に埼玉県朝霞市内で実施したひきこもり支援の集い、CVN家族教室(主宰:石川清)の映像です。全部で1時間17分ああり、字幕などはついていません。 この家族教室は、コロナ問題の発生後、初めていつもどおりに催された家族教室でした。祝日の実施にもかかわらず、およそ20家族ほど参加していただけました。前回のような抽選は行わず、自由参加でした。 家族教室の前半では、およそ1時間ほど自己紹介と、それぞれの家族の抱える悩みや問題について話し合いまし

¥600

コロナ禍のひきこもり支援〜その傾向と対策〜(21年10月31日CVN家族教室)

これは2021年10月31日に朝霞市の朝志ヶ丘市民センターで行った家族教室の映像です。何度か家族教室に参加している方にお勧めです。 課金をしていただくと、一番下にYouTubeのURLが出てきます。そこをクリックすれば映像を見られます。課金料金は500円となっています。プライバシーの保護と、出席した方々は1家族1000円の参加費を負担していることもあるので、ご了解ください。 映像の長さは約2時間10分です。自己紹介の場面などを除いた、家族教室の生映像となっています。字幕な

¥500

追体験や再成長のコツは? 長期ひきこもりの解決を探る(CVNちゃんねる10)

CVNちゃんねるの第10回です。感覚が少し空いてしまい、失礼しました。今回は、長期ひきこもりの当事者が抱え込みがちの、「年相応の自分を回復するにはどうすればいいか」、「周りからの遅れをどう取り戻せばいいか」について、考えたいと思います。 長期ひきこもり状態に陥った当事者が、回復、改善しようとする時に、よく問題となってしまうことが 「どうすれば遅れを取り戻せるのか?」 「どうすれば、他の人に追いつき、そして追い越せるのか?」 「長期間停滞して、失った時間や経験、体験をどうやっ

¥400

CVNちゃんねる⑨ 自ら孤立に走る若者の“心の地図”から考える

前回に続いて頑なに孤立する若者の胸のうちを考えたいと思います。より具体的なケーススタディ風になっています。 具体的にはタイプ3、4、1の特徴を兼ね備える、かなり困難なケースを想定しています。なかなか助けを求めようとせず、時には家族との交流も絶ち、しかも言動にかなり波があるタイプです。 こういうタイプの若者の心の中には、時には無意識のうちに、あえて自らチャンスを逃したり、自分の人生を壊してもプライドを保とうとしたり、恥をかくくらいならあえて何もしないでその場しのぎをする、心

¥500

CVNちゃんねる⑧ 孤立して“かたくな”になった心の癒し方

長期間ひきこもり、孤立した若者の胸の内はいったいどうなっているでしょうか。 孤立して、頑固にひきこもる当事者の心の中の地図を描きながら、その癒し方を考えます。 交流分析という心理療法では、人の心の中は大きく「子供」「親」「大人」の3つの部分に分けられるという考え方があります。 その分析を参考にしながら、ひきこもりの若者の胸の内の歪みを考えてみました。 なぜひきこもるのか。どうして動けないのか。なぜ頑固なのか。どうすれば変えられるのか。 そういったことを一緒に考えたい

¥400

“ひきこもり”長期高齢化の時代の陰で

ちょっと前にさるところに寄稿した原稿をもとに加筆修正しました。文中のデータが少し古いのですが、どうもすみません。 コロナ後をにらんで、おそらく“ひきこもり”の身の上にも大きな葛藤や混乱が巻き起こると思われます。そのことについては、僕がやっているひきこもり支援の家族会の7月のテーマにもしようと思っていて、その前後、できれば来週かその後くらいにこの場でも書きたいと思っています。 その理解につなげるためにも、ひきこもりの理解を確認するために、この記事をアップしようと思います。

¥400

コロナに翻弄された“ひきこもり”支援 2019・12〜2021・6

 この文章は今年の2月に大阪府高槻市で障がい者支援をしている「やまと茶房」で発行している書籍「コミキャン文庫 命を革める(あらためる)」に寄稿したレポートを加筆修正したものです。オリジナルのものはやまと茶房に問い合わせれば手に入るかと思います。  コロナ禍が始まって約1年半。その間の僕のひきこもり支援の試行錯誤をつづっています。もしよければご一読ください。  コロナが始まって、誰もが感染しない、させないように巣籠もりを始めました。事実上のひきこもり状態になる人が激増しまし

¥300

CVNちゃんねる⑦ リモート面談の効果と可能性

コロナ禍で本人も家族も、誰もが巣籠もり、というか、孤立化することを暗に強いられています。他人が自宅を訪ねてくれる機会は激減です。 長期ひきこもり支援の現場でも葛藤や混乱が起きました。当然ですね。 そんな中、リモート面談の活用が進んでいます。そこにはたしかに大きな効果や可能性がみられます。というより、当初思っていたよりも効果的に活用できることがわかってきました。一方で、リモート面談には、できることに限界があることも、もちろんわかってきました。 遠方のひきこもり支援は、おの

¥250

CVNちゃんねる第3回「ひきこもりへの3種のアプローチ」をアップしました

CVNちゃんねるの第3回、「ひきこもりへの3種のアプローチ」をアップしました。よければ、ご覧ください。 この3種のアプローチとは、支援者である僕がひきこもりの当事者や家族を支援するときに、心がけている手法の類型化と要領のようなものです。 ひきこもりの当事者や家族を、いざ支援しようと思っても、いったいどういうふうにやればいいでしょうか。具体的にどうすればいいのか、けっこう難しいですよ。 僕は、大きくアプローチのスタイルを3種類に分けて考えて、実践しています。 第一のアプ

¥400

CVNちゃんねるの2回目(ひきこもり回復への3つの壁)をアップ

CVNちゃんねるの2回目(ひきこもり回復への3つの壁)をアップしました。 今回は11分半ほどの映像となっています。字幕の方を手伝ってくれている若者が、かなり工夫して見やすくしてくれました。そして、個人的には、僕の話し方がちょっと早すぎるような…(どうもすみません) 今回はひきこもり回復の過程で直面する3つの壁について概要というか、要点を話しています。 ひきこもりの3つの壁とは、僕が考えているのは、「孤立」「成長」「自立」の3つです。 「孤立」の壁とは読んで字の如くです

¥300

CVNちゃんねるの第1回をアップしました

ひきこもり支援(とフリーライター)をしている石川清です。ご無沙汰してしまってすみません。 ここ1年ほど家族教室(埼玉県朝霞市でやっているひきこもりの主に家族の集いと勉強会)と若者の集い(埼玉県朝霞市でやっているひきこもり当事者のゆるい居場所)を開けていません。そういうこともあって、YouTubeで十数分の動画を配信することにしました。 とりあえずCVNちゃんねるという名称です。もしよろしければご覧ください。 第1回の放送のURLは以下です。 https://youtu

ひきこもりが元気で幸せになる道をいろいろ考えてみました①

(ひきこもり大国ニッポン2019、改題) (石川清)  僕は2000年頃からひきこもり支援にたずさわっています。主に訪問支援や家族教室、若者の集いなどを埼玉県朝霞市で行っています。訪問支援の範囲はほぼ関東全域となっており、またひきこもりの当事者と一緒に、国内各地や海外へ一緒に旅行に出かけたりしています(というか、趣味や仕事が旅だったりします)。  僕はNGOのピースボートが実施している洋上フリースクール「グローバルスクール(Global School)」の活動に協力してい

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長期ひきこもり解決のヒントに〜アウトリーチの“今”と“危うさ”〜

この原稿は、2年ほど前(2018年)に洋泉社(現、宝島社)で出版した精神疾患の治療ガイドのような本に寄稿した原稿を元に、加筆修正したものです(ほとんど別原稿ですが)。アウトリーチについての、本来1000字足らずの小論でしたが、これは2800字ほどの文章となりました。もともと医療系ガイドの一稿なので、おだやかな文面となっていますので(笑)、安心してお読みください。(2020.01.30) 特に長期のひきこもり問題解決のヒントに アウトリーチ(訪問サポート)の“今”と“危うさ”

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OUTREACH(アウトリーチ) 〜ひきこもり訪問記①〜 脱ひきこもり三つの壁

この記事は2018年の11月に書いたもので、大阪府高槻市の<やまと茶坊>の発行している機関誌に寄稿したものです。 僕は主に長期ひきこもりのアウトリーチの支援活動を2000年頃からやっているのですが、その活動の中で気づいたものです。年間約800件くらいしているでしょうか。トータルでは1万件は越えているのですが、数が多ければいいというわけではありません。 なんか自爆してしまったような書き方ですね。実際、とても訪問した人全員が自立できるようになるわけではなく、まだ半分程度のとこ

¥400