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CVNちゃんねるの第1回をアップしました

ひきこもり支援(とフリーライター)をしている石川清です。ご無沙汰してしまってすみません。

ここ1年ほど家族教室(埼玉県朝霞市でやっているひきこもりの主に家族の集いと勉強会)と若者の集い(埼玉県朝霞市でやっているひきこもり当事者のゆるい居場所)を開けていません。そういうこともあって、YouTubeで十数分の動画を配信することにしました。

とりあえずCVNちゃんねるという名称です。もしよろしければご覧ください。

第1回の放送のURLは以下です。

https://youtu.be/Z1YZQGxqZKI

初回は僕の活動の簡単な紹介と、僕が支援する際に活用している、ひきこもり当事者の分類というか、当面の対応の方針を、5つのタイプに分けて解説しています。

5つのタイプとは以下のとおりです。

タイプ・ゼロ:成熟度がある程度高く、疾患や障害についてもほぼないか、軽微。他社とつなげる方向で助言をするなどしています。

タイプ1:調子のいい時と悪い時の落差や変化がかなりあるケース。未成熟の度合いはタイプ・ゼロより大きいです。まず僕自身と1対1の関係を継続して、信頼関係を培うことにしています。軽率に他者とつなごうと焦らないことが大事!

タイプ2:助けを自分で求められるタイプ。タイプ・ゼロと比べると未成熟の度合いは高いです。内面の成熟度をあげるべく、いろいろな経験を積んだり、学びの機会を増やすなどして、対応していきます。

タイプ3:助けを求めようとしないタイプ。孤立状態が長かったり、強かったりします。未成熟の度合いはどうしても大きくなりがちです。本人との関係をゆるやかでもいいので、確立し、それをできればまず一年以上継続したいです。医療にかかっている人もいますが、たいていは本人も家族も孤立して、支援の輪にかからないことが少なくありません。

タイプ4:自分の家族ともコミュニケーションがほとんどないケース。同居しながら10年以上、家族が顔を見られないことも珍しくありません。家族も途方に暮れていることが多く、家族への支援、環境へのアプローチ(いずれ解説します)、医療とも連携をはかることが求められます。丁寧な訪問を重ねても、面談にいたるまで10年以上かかったり、支援者が逆に罵倒、攻撃されることもあります。それでも、焦らず丁寧に対応しましょう。

それぞれのタイプをきっちり分けられることはなく、たいていは複数のタイプが交じっています。それゆえに、結局、個別対応に近い応対をすることになります。特にタイプ3、4への対応はマニュアル化が難しいですね。

タイプ・ゼロ、1、2ですが、必ずしも軽症というわけではありません。むしろ、中には感覚が過敏な分、タイプ3、4の人より大きな苦痛や悩みに始終さらされていることがあります。

今回は基本的なタイプの解説だけですが、次回からより実践的な解説をしたいと思います。プライバシーの保護と、活動費のカンパが必要な状況になっていて、若干の課金が必要となるかもしれません。ご了解いただければ幸いです。

<映像に付随してある説明>

埼玉県朝霞市で主にひきこもりに陥る方々や、生きづらさに一人で悩み苦しむ方々の相談や支援をしている石川清です。

CVNというのは僕のやっている支援活動の団体(と言ってもほとんど個人的な活動ですが)の名前で、Communication Volunteer Networkの略称です。2002年頃につくり、ひきこもりを抱えて途方に暮れるご家族などを対象にした「家族教室(月に1回)」、ひきこもり状態や生きづらさに悩んでいる「若者の集い(月に1回)」、さらにひきこもりに陥っているご家庭や本人を訪ねる「訪問サポート(随時)」、主に愛する家族のひきこもりに悩む方々の抱える問題を個別に解決していく「個別相談(随時)」、また生きづらさを抱える人たちの悩みに向き合う「カウンセリング(随時)」などの活動をしています。

※コロナ禍の期間は人の集まる「家族教室」と「若者の集い」は、一時中断しています。緊急事態宣言があけて、ある程度安全と認められたら再開します。現状では2021年4月29日頃になりそうです。詳細はHP(ブログ)をご覧いただければと思います。他の活動は、ほぼ変わらずにコロナ禍でも継続しています。

家族教室なども一年以上開いていないこともあって、僕の支援しているある若者の提案もあって、10分〜20分ほどの映像プログラムを月に1〜2回のペースで、出していこうと考えました。遠方の方々で埼玉まで来られない方も多いので、家族教室が再開しても継続する予定です。

CVNちゃんねるの放送は、この第一回は無料で、特に制限することなく、公開しますが、話の中にデリケートな内容も含まれることも見込まれることから、2回目以降は原則として若干の課金が必要となるものとしたいと思います。ある種のプライバシーの保護が第一に必要ということです。

課金で得た資金については、活動費などに広くあてられたらと思っています。多くのひきこもり支援者や諸団体も同様かと思いますが、特に僕の活動の場合、行政などの支援はほとんどないため、コロナ禍が続く中での諸活動費の捻出もなんとかしなければいけない状況に陥っています。なにとぞ、ご理解いただければ幸いです。

僕自身、映像の配信に詳しいわけではなく、随時問題が生じたら、改善していきたいと思っています。ご不便もおかけするかと思いますが、ご容赦いただければ幸いです。

なお、僕への問い合わせや活動をより知りたい方は、以下のHP(ブログ)の方をご覧になっていただければ幸いです。(2020年にNHKのプロフェッショナルに取り上げられてから、問い合わせにすぐに出られない状況が続いて、皆さんにご迷惑をおかけしています。どうもすみません)
http://blog.livedoor.jp/cvnasaka/

また、次回以降の映像番組については、noteの方で発表したいと思います。noteに映像のURLアドレスを掲載しますので、URLの掲載されたnoteのページを購入いただければ、映像をご覧になれるようにしておきます。CVNちゃんねるの番組の配信情報については、HP(ブログ)の方で発表したいと思います。もしCVN(石川の方)にメール登録して、案内を受け取っている方は、配信しているメールにもCVNちゃんねるについての情報をお知らせしたいと思います。

noteの僕のページのURLは以下のとおりです。いくつか短い記事やレポートも掲載しています(無料のもの、有料のものとあります。有料のものは購入が必要です)。

note
https://note.com/ishikiyo

ではでは、よろしくお願いします。石川清
(収録は2021年1月下旬でしたが、発表は2月初旬となってしまいました)

サポートしていただければ幸いです。長期ひきこもりの訪問支援では公的な補助や助成にできるだけ頼らずに活動したいと考えています。サポート資金は若者との交流や治癒活動に使わせてもらいます。