パリに10日間いて感じた日本の観光の可能性【観光における多様性の重要度】
パリにいくと、みんながこぞって『パリ最高』『日本とはレベチ』的な発言をして、みんながパリジャン、パリジェンヌ感を纏って帰ってくる感じにずっと違和感を感じていた。
そんな俺もようやく初パリを体験したのだが、言わずもがな俺もパリジャン感を纏って帰ってきた。笑
なぜならパリには、クリエティブが町中に溢れている。
ファッションでいくとベビーカーを押しているママが黄色のハットを被って柄物のワンピースにトレンチコートをきて、10センチ近いヒールを履いている、なんてことはパリの日常だ。
日本では、スウェット的なゆるいかっこをして機能性を求めているのだろうが、パリジェンヌは機能性よりもクリエイティブやアイデンティティを優先する。
建築物でいくと、インスタ映えが流行した数年前の伸びているインスタアカウントばりの統一感がある。
もしかすると、外人全員同じ顔に見える論的な感じで、世界の狭い俺にはそう見えているのかもしれないが、同じ建築様式で、同じ資材で同じ高さ、色、ドアのサイズまで同じ。
なんて統一感がある。それはおそらくパリの景観としての強みの一つなのだろうと思う。
町中に、画廊があり、おしゃれなカフェまみれ。
と、まぁ街がクリエイティブ、デザインに溢れている。
さて、ようやく本題に入るのだが、結論『日本はパリに観光で圧勝できる』
観光は競争するものでないかもしれないので、勝ち負けではないと思うが、便宜上、圧勝という言葉を使う。
【観光に求められる最も重要なものの一つ多様性で圧勝している】
パリはパッと見たイメージ、クリエイティブに溢れているものの多様性がかなり薄い。そもそも、パリジャン・パリジェンヌのような呼び方をしたりしている時点で、昨今のジェンダー論に逆行するような、多様性の反対側を行っているようにも思える。
だからこその洗練されたクリエイティビティを維持できるのは、もちろんだ。
パリの多様性の薄さには、呆れるほどの飽きを生む。
正直パリの景観と言われるものは3日で飽きる。美人は3日で飽きる理論と全く同じだ。
それに対して、日本はどうだろう。
洗練されてるかどうか、という議論ではなく、観光に最も重要なものの一つである多様性で見たら、飽きることを許さない多様性がある。
新宿には、カオスなオフィスビル群の少し隣にいくと日本最大の歓楽街があり、その少し隣には御苑があって、その街には高級ブティックまで集まる、なんて新宿だけでも、この多様性だ。
飽きたくても飽きることが許されない、電車で10分程度移動して見たらどうだ、秋葉原のようなオタク文化が溢れる街が登場する。
また少し移動して見たら、上野のアメ横というドがつく下町というか異空間が広がる。
パリは多様性で日本に勝利することはありえない。
また最も生活を飽きさせるのが飲食店だ。
パリにはカフェしかないと言っても過言ではない。
どこも基本的に、テラス20席、店内40席(テーブルメイン)と言った構図だ。
さらに、置いているフードメニュー、ドリンクメニューも同じ、もちろんワインの種類は店によって違ったりはするが、基本的には同じ。
違うところでいくと、働いている人と、店の名前とまぁそんな話になってしまう。
どこに入っても一緒だ、もちろん星付きのレストランはオリジナリティがあるが、それは少し置いておこう。
さて、日本はどうだ?
駅から少し歩いてみよう、ハンバーガーショップ、牛丼、カレー、ラーメン、中華、もちろんカフェetc.選択肢が多すぎて何日滞在すれば日本を満喫できるのか、と言った多様性だ。
まだまだ言いたいことはあるが、今日はこんなところで終わらせておこう。
今回のパリ旅でのインプットは今後の日本の観光に非常に良い影響を与えるものだ、そして冒頭でも書いた通り、パリのことはディスってはいない。
パリに影響を受けてパリジャン感を纏って4月にもう一回行きたいなんて考えてるハマりっぷりだ。
ではでは、今後も観光をベースにしたアイディアなどをnoteを通して雑にアウトプットしていこうかと思う。
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