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50日目_海の向こう【イギリス→オランダ】

3/15(水)

今日は早起きしてロンドンから電車で2時間のハリッジ(harwich)という港町へ行く。
イギリスからオランダへと船で向かうのだ。

この旅では日程の関係でほとんどが飛行機での移動なのだが、たまには旅の情緒を感じたいということで、飛行機なら1時間で着くところをあえて8時間近くかけて移動するのも、いい経験じゃないだろうか。

ロンドン→ハリッジ

先にいうと、ここが本日の鬼門だった。
ロンドンの地下鉄がストライキでダイヤがめちゃくちゃになったのだ。

船とはいえ、国境越えなので出発の40分前にはカウンターが閉まる。
私は念の為、1時間30分前には到着するようにドミトリーを出たのだが、結果としてギリギリの到着になってしまった。

ノッティングヒル→パディントン

まず異変に気づいたのはドミトリーを出た時。

(昨日検索していた乗り換え一回の経路が出ない)

まぁそんなこともあるかと気楽に歩いていたらノッティングヒル駅に到着。

ノッティングヒル駅の入口

おお!ここはかのロマンス映画「ノッティングヒルの恋人」の場所ではないか!
ロンドンは、こうやって何気なくある場所のレベルが高すぎる。
平気でベイカーストリートとか、パディントンとか、聞いたことあるような駅があるのだ。

しかし、入り口への扉が閉まっている。
この段階でGoogle Mapを見て「あ、ストライキだ」と理解した。

とはいえ他の経路もあるので焦らずバスでパディントン駅へ向かう。

パディントン→ストラトフォード

ストライキの影響なのか、バスはかなり遅れて到着し「もしかしてまずいのでは・・・」と思い始めた。

パディントン駅への乗り換えに走り、一本遅れたもののまだ間に合う時間の電車のホームへ。

しかし時間が来ても全然電車がこない。
この線もストライキの影響で遅延が出てるらしいのだ。

結局ホームで20分待って電車が到着。
あと2回乗り換えを残して、既に到着予定が出発の42分前とギリギリになった。

ストラトフォード→ハリッジ

ストラトフォードへは予定通り到着。
特急のホームへ向かう。

ここでは時間通りの電車が来て少し安心した。

自転車乗せる人もいた


しかしマニングツリー(manningtree)という駅で一回乗り換えがあるので油断できない。

そしてマニングツリーへは時間通り到着。
乗り換えホームを見るとどうやらここがピストン運行の始発らしかった。

朝から何も食べていないので出発までホームのカフェで朝ごはんをいただいた。

文字通りのベーコンサンド

これぞイギリスというご飯だった。

そして予定通りハリッジ行きが出発。
9時出発の船に対して8時18分の駅到着であった。

港にて

ハリッジはほぼフェリー客用の駅のようで、外に出ることなくチェックインカウンターへアクセスができた。

オランダ行き

焦っているこちらと裏腹に、全然ゆっくりでいいわよと案内してくれた。
チェックイン、荷物検査、出国審査を終え、船の中へ。

ハリッジ→フク・ファン・ホランド

船の中はまるで空港のようだった。
免税店もあるし、バーもレストランもあるし、充電もできる。

屋外のデッキから
ラウンジ、ここで基本過ごした
バスケットコートもある
免税店
ゲーセン
バー

ここぞとばかりに仕事を進めたり、散策をしたりと7時間半楽しんだ。
無料のWiFiが激遅だったので、一時間だけ課金したのだが、それも激遅で笑ってしまった。

フク・ファン・ホランド→アムステルダム

オランダに到着。といってもアムステルダムへはまだまだ時間がかかる。
ここはフク・ファン・ホランドという港街でフェルメールの「真珠の首飾りの少女」が展示してあるマウリッツハイス美術館がまぁまぁ近い。

ここで一泊してマウリッツハイス美術館を見てからアムステルダムに行こうかとも考えたが、宿が高かったのでやめた。
※後日、今はフェルメール展の最中で、ここには「真珠の首飾りの少女」がないことが判明したのでいい判断だった。

アムステルダムまでの道のりはおばちゃんが親切にしてくれて約2時間の移動を全て一緒に行った。

右下の人がおばちゃん

このおばちゃんはイギリス在住で、私と同じ船に乗っていたらしく、オランダにいる娘さんの家に行くらしい。

娘さんには6ヶ月前に産まれたばかりの赤ちゃんがいて、「孫に会うのが楽しみだ」と言っていた。

おばちゃんはどこの国も親切なのか、飴ちゃんをくれたり、ムチムチのパンを食べさせてくれたり、お菓子をくれたりした。
私は代わりに荷物を持ったのだが、こんなの階段でどうするんだろうという重さだった。
孫への愛恐るべしだ。

アムステルダムへは1回の乗り換えで到着。
おばちゃんとは握手をして別れた。

アムステルダムにて

アムステルダムには、率直に言って度肝を抜かれた。
西暦2023年のヨーロッパの先進国の首都が、こんな駅前でいいのか!?と思った。

それは悪い意味ではなく、めちゃくちゃ綺麗なのだ。

アムステルダム駅
駅前から
同じく駅前から

高層ビルなどひとつもなく、全て景観を崩さないような建物たち。
歩くだけで楽しかった。

今日は移動だったのでドミトリーへ早々にチェックインし、近くの中華屋さんでナシゴレン?を食べて寝た。

ナシゴレン


つづく!

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