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ブランド牛の定義ってなに?

どうも、石原牛の石原です。

昨日の記事で現在ストアにて【クリスマス限定】販売中のローストビーフの開発秘話について書かせて頂きました。
その中で私は”石原牛は”という単語を多用しまいた。
そういえば、ブランド牛って言葉は使ってるけど、説明してないよなぁ…
と、昨日寝る前に思ったので今日書きまーす。



●ブランド牛とは

そもそものブランド牛としての考えとの始まりは差別化と受益です。
現在、有名なブランド牛の殆どが地方の名がついています。
何が違うの?
そう、最初は私も思っていました。
まぁ結論をいうと結局はお金なんですよね。

●地方ブランド牛と個人ブランド牛の違い

地方の名前が付いたブランド牛をよく見かける、というより殆どそれだと思います。
それはなぜかというと、地方のブランドだからです!

・・・?

お気持ちお察し致します。
説明しましょう。

〇地方ブランド牛
例えば今みなさんの頭の中にパッと出てくるブランド牛は地方の名前が付いていると思います。
それはブランディングがしっかりとされている証拠です。
ではなぜブランディングがしっかりとできるのか。
それは、宣伝に資金をいくらかけられるか、ココなんです。
ブランディングはまず宣伝、まず知ってもうところからです。
大きい組織ほど売り口が多いですし、宣伝にかけられる資金も桁が違いますし、メディアとの関係も取りやすいです。
そしてそこにどれだけBETできるかなんです。
ブランド牛で勝負したい地方はそこにえげつないお金を投入しますし、それができるのが強みなんです。

〇個人ブランド牛
対して個人ブランドはというと、まずは資金の問題が立ちはだかります。
宣伝広告費の必要性をしっかりと理解し、そこにどれだけあてられるか。
しかし個人が故、地方ブランドに比べれば資金はそれほど潤沢ではないのが現状です。
ここが有名な個人ブランド牛が少ない大きい理由の一つだと私は考えます。

しかし、良い時代になりました。
SNSという武器が現れたことによって、誰でも世界に自身の取り組みを発信できる。
石原牛はもちろん、黒毛和牛の知識をたくさんの方々へ届けるツールがある。

だから私はnoteに書きます。



●消費者からみた 「地方ブランド牛」 の長所と短所

上には地方ブランドの長所を書きましたが、短所も含めまとめます。

〇長所
・購入窓口が豊富
・たくさんの生産数

〇短所
・エサや肥育方法、肥育期間まで定義しているとこは稀なため、個体差が大きい。
・農家買いをしたい場合、調べる必要があるし、見つけるのが困難。


地方ブランドの……、敢えて欠点と表現しますが、
欠点はこの「短所」の部分なんです。

よく聞くのが、「この前食べた〇〇牛は美味しかったけど、今回のはあんまりだった」という声です。

エサも違えば育て方も違う、考えてみれば当然の結果ですよね。


●消費者からみた 「個人ブランド牛」 の長所と短所

〇長所
・農家の顔がすぐ見える。
・肥育方法等の統一化、透明性

〇短所
・買える場所を探すのに苦労する
・数が少ない
・その地域でしか売っていない可能性あり

個人ブランドはこの透明性・一貫性が最大の強みなんです。
石原牛は先日通販サイトをOPENさせましたので、短所がまた一つなくなりました。

●ブランド牛の定義とは

長々となりましたが本題です。

地方ブランド牛は、私の見る限り定義を設けています。
その定義の細かさはかなり差があるのも、また事実であります。
ですので、選ばれる際には定義を一読されることをおすすめします。

ちなみにブランド牛って、申請とかいらないの知ってました?
そうなんです。
言っちゃえばその日から「〇〇牛」と言えちゃいます。

ただそれで商売をしたいのなら、商標を取りましょうねって話です。
ココだけの話ですが、個人ブランド牛で商標を取ってない農家さん結構いらっしゃいます。
個人ブランドを選ばれる際には、ここもチェックしてみるといいかもですね。
もちろん、石原牛は商標取得済みです。


●石原牛の定義

最後に石原牛の定義を。

  1. ・株式会社マル善の所有農場に導入された黒毛和牛であること

  2. ・株式会社マル善の指定する肥育工程を経た黒毛和牛であること

  3. ・株式会社マル善にて出荷された黒毛和牛であること

  4. ・株式会社マル善が石原牛としての卸しを許可した店舗で販売されている且、上記に当てはまるもの

  5. ・株式会社マル善が発行する石原牛販売認定証を掲示している店舗であること

  6. ・上記の全ての項目を満たした黒毛和牛であること

以上です。


㊙の肥育工程は弊社社長の書籍「教養としてのブランド牛」にてふれております。
気になる方は是非チェックしてみてください。


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