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創業から丸3年を迎えるコーフライヤーから、あらためてご挨拶申し上げます。

株式会社コーフライヤーは、この9月末で設立から丸3年になります。
3年も経ちますと、注力したいサービスも変わってきましたので、ウェブサイトをリニューアルしました。

ここから3回くらいに分けて、4年目を迎えるコーフライヤーについてお伝えする予定です。
今回は、コーフライヤーを始めた理由・きっかけ・思いなどを書いてみたいと思います。
どうぞお付き合いください。

祖父の生き方への憧れがあった

自分で会社を始めようと思った理由の一つは、個人的なキャリア観に根ざした動機で、祖父への憧れに近いようなものです。

母方の祖父は15年以上前に他界しましたが、新潟県の上越という所でコシヒカリを作っていました。
秋になると送られてくる自慢の新米が、毎年の楽しみでした。

僕にとっての祖父は、人生の喜びと現実の両方に向き合って生きている、もっとも身近なお手本のような存在でした。
覚えているのは、暑い夏の朝と夕に稲と田んぼの様子を見て回ったり、大怪我のおかげで金属のボルトが入っている右のスネを見せてくれたり、軽自動車を飛ばしながら日本海の岩だらけの海水浴場に連れて行ってくれたり、農業のかたわら地元の結婚式場の集金回りをしたりしていた祖父の姿です。

そんな風に生きていた祖父の存在は、社会に出て働くようになってから、子どものとき以上に僕のなかで大きくなっていきました。

「おじいちゃんと同じ領域ではないけれど、自分が大切にしたいことに時間と労力を使い、喜びも現実も引き受けてしぶとく生きていきたい」といった具合です。

働く人と組織のあり方の変化に対して、自分たちなりのアイデアを提案したい

もう一つの理由は、働く人と組織のあり方が変わっていくなかで、自分たちなりの社会の見通しに基づいてアイデアを提案していきたかったからです。

働く人と組織のあり方について、僕たちは次の2つの変化に着目しています。

まず、働く人たちの活動の単位は、目的と内容に応じて人が集まり、決められた期限でものごとを達成する、いわゆるチームが主役になっていくと考えられます。
この傾向は、所属している会社や組織の境界を越えて働く副業や、部署の境界を越えて協働するプロジェクトといった形態が定着してきたことからも読み取れると思います。

もう一つ、働く人と組織の文脈では、組織から何が提供されるか(what: 職務内容、報酬、福利厚生、研修など)に加えて、それらが従業員にどのように経験されるか(how: 働き方、評価プロセス、ウェルビーイング、従業員個別の育成プランニングなど)への関心が高まっています。それに応えようとすると、例えば人事の取り組みを実施するにしても、人事が企画→現場が実行というような一方通行のアプローチよりも、人事と現場がタイムリーに協力しながら作り上げていくアプローチがより必要になるでしょう。
従業員が自分たちの声を組織の運営に反映させていく機会は、ますます増えていくと思います。

そのような社会の変化をイメージしながら、「組織開発」、「ダイバーシティ&インクルージョン」「人事サービスのデザイン」といった領域を土台にして、時間とともにコーフライヤーのサービスを形にしてきました(そして、これからも少しずつ進化していくと思います)。
サービスの内容については、ウェブサイトのサービスのページをご覧いただけたら嬉しいですし、次回のnoteでもう少し詳しくご紹介する予定です。

これからも、働く人と組織のあり方に目を向けて、チームで働く皆さんと、チームが活きる組織づくりに取り組んでいる経営者・人事の皆さんに向けて、発信と提案を続けていきます。

3年経って思うことは、ご縁と感謝

言うまでもなく、憧れと思いだけでビジネスはできませんでした。

ご多分に漏れず、たくさん苦労をしました。
自分の弱さや脆さに向き合うことの連続だったような気がします。
それは、これからも続く気がします。

その一方で、会社勤めのときのご縁に助けられたり、会社を始めてから徐々に広がっていくご縁に勇気づけられたりしてきました。

このことには、本当に感謝しかありません。
コーフライヤーならびに僕に関わってくださった皆さまに、あらためてお礼の気持ちをお伝えしたいと思います。
どうもありがとうございました。

コーフライヤーは、この10月から4期目が始まります。
本当に小さな会社ではありますが、お客様のことを一所懸命に考え、コーフライヤーなりの切り口とアプローチで取り組むことができるよう、これからも創意工夫して参ります。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

追伸:リンクトインの企業ページもフォローいただけましたら嬉しいです。

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