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NATOロシア領内攻撃

6月23日の日曜日にロシアクリミア領内のセバストポリでウクライナ軍による民間人に対するミサイル攻撃があり、5人死亡、うち2人は2歳の幼児を含む子供。124人が負傷していますが、これもかなりの数が子供となっています。

死亡者は今後さらに増えそうですが、場所は海水浴でごった返すビーチで周辺一帯には軍関連の施設は一切なし。ミサイルは今年4月に米軍がウクライナ軍に提供したATACMS長距離レンジミサイルで弾頭に非人道的と言われるクラスター爆弾を搭載していた。

ウクライナ軍が攻撃した、とは言えウクライナ軍が単独でミサイルの標的設定など出来るはずもなく、おまけに上空には米軍のドローンが飛行しておりミサイルを誘導したことが目撃されています。

こういったことからロシアはミサイル攻撃は実際上は米軍とNATOがやったものと判断し米国を非難しています。

セバストポリミサイル攻撃


また、同日ロシア南部のダゲスタン共和国でテロ攻撃が発生。20名以上が死亡しその内17人が警察などの警備要員で3人が民間人。44人が負傷しています。

ダゲスタンテロ攻撃

セバストポリの攻撃は意図的に民間人を狙ったものであることは明らかで米軍とNATOの卑劣なやり方が露骨に表れています。ただ彼らが牛耳っている西側メディアを通じて何等かの言い訳を付けてうやむやにするのでしょうね。

この2つの事件、とても偶然の出来事とは思えず、米軍とNATOがいよいよ全面に出て、ロシア内部を狙った攻撃が始まったのかも知れません。

過去にはロシア領内での劇場テロ事件などが発生していますが、これはウクライナ軍の単独行動と白を切ることが出来ました。勿論ロシアは背後にCIAや英国諜報機関MI6がいたことは知っていたようですが。

ウクライナ紛争はアメリカやNATO・EUは武器提供、兵士訓練などの支援をするのみで直接ロシアと戦っているのはウクライナである、というのが彼らの建前だった訳ですからね。

アメリカがこれまで米国製の長距離レンジミサイルでウクライナがロシア領土を攻撃することを許可しなかったのは長距離ミサイルなどの使用には直接米軍やNATOが関与せざるを得なかったからです。ウクライナ軍のレベルでは無理ということです。

それをしてしまうと、米国・NATOとロシアが直接対決するという構図が明確になるー>大規模な戦争へと発展し最終的に核兵器が相互に使われる第3次世界大戦となることをアメリカは当初は避けたかったのでしょうね。

しかしながら、アメリカは5月末に長距離レンジミサイルでロシア領土内を攻撃することを許可、以来アメリカや欧州諸国・NATOは全面直接衝突に向けた動きとしか思えない準備を着々としているように見える中で起きたこの事件に対しロシアが具体的にどういう反応をしてくるかに注目が集まっています。

ロシアはこれまでアメリカやNATOの挑発に対して相当な自制心で対処してきたと思いますが、最近北朝鮮と相互防衛条約を結びベトナムなどの同盟国などを訪問してアメリカ・NATOへの対抗軸の布陣を構築しつつあるように見えます。

ところで、元KGB(ロシア諜報機関)、現在はSVRと呼ばれている機関が6月20日に「西側はゼレンスキーを首にして代わりに国民の信頼の厚いザルジニー軍総司令官を担ぎ出す予定である」と発表しています。


ゼレンスキーは今年頭に予定されていた大統領選挙をおこなうべし、という欧米の要請を聞かず勝手に戦時だからという理由で選挙をスキップし大統領職に居座っているわけですが、遂に首となりそうです。

まあ、ゼレンスキーはどうせ西側の操り人形なので、これでウクライナ情勢が好転するなんてことは全くないと思いますが、彼がこれまでさんざんやってきた不正蓄財(アメリカに数十億円もする豪邸を所有しているとか)が全て暴かれると良いですね。


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