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ミラティブ現象により80億人総クリエイター化なるか

休日に起床してもベッドからなかなか出ずに、ゴロゴロスマホをいじる。気付いたら30分、1時間とたっている。「やべえ今日まだ何もしてねえ!」と罪悪感に駆られる。こんな怠け者な方いませんか?何を隠そう、石ころの典型的な土曜日の朝(昼)だ。

この生産性の無いように感じてしまう「消費」行動を、素晴らしいコンテンツに仕立て上げて、他のスマホユーザーに届けてしまうのが、ライブ配信アプリの「ミラティブ」だ。ミラティブには画面共有機能があるので、スマホ上の全てのアクションが視聴者に共有されてる。荒野行動で遊ぶ時間も、だらだらとツイッターのタイムラインを遡る行為も、ニュースアプリを見るのも、延々とTikTokを見るのも、全部「生産」活動に変えてしまう魔法のアプリだ。

これからは石ころは休日に正々堂々と昼までベッドでゴロゴロできるようになる。前代未聞の革命だ。母親に「あんたいつまでダラダラしてるの!」と怒られることもない。「趣味は?」と聞かれた時に、「うーん、家でYouTube見ることですかねw」と答えた時の、「そうなんですね(^ ^)」という相手の返答の裏に、「ネット廃人乙」という表情が見え隠れすることもなくなる。なぜなら「趣味はクリエイター活動です」「趣味はライブ配信です」と言えるようになる。やっていることは何一つ変わっていないのに、響きが全く違う。ただの消費だった行動が、ミラティブを介した瞬間に、製作という行動に変わる。

「常に画面を見られるとか怖い...」そう思う人もいるだろう。見られたくない時は、スマホを振れば検知してくれて、自動的に画面共有が停止され、もう一度スマホを振ると、また画面共有が再開されるという「シェイク機能」もあるので安心だ。

ゆーて、生産者側になれるのは一部の人気ミラティバーだけでしょ?そう思ったかもしれない。ミラティブが凄いのは、少なくとも僕がミラティブで絡んでいる人たちを見ている限り、見る専にとどまっている人は少数で、多くの人は見るだけでなく、配信側にもまわることだ。これを可能にさせる仕組みは第一弾noteで語った通りだ。

「私ゲームやらないし...」と言う人もいるかもしれない。僕だってゲームは一切やらない。ミラティブが吸収するのは、ゲームのみならず、スマホ上の活動すべてだ。僕はLINEなども躊躇なく公開してしまう。あらかじめよくLINEする人の名前は頭文字に変えておく。LINEがきたら「なんて返信しよう!」と言いながら、リスナーと一緒に返信を考える。仲の良い女子への告白ドッキリをミラティブライブ配信したこともある。

※本人の許可を得た上でスクショを載せています

この子から返信がくるたびに、ミラティブ上のコメント欄は大盛り上がりだ。別にLINEじゃなくてもいい。例えばマッチングアプリで出てくる相手が「好き」か否かかを一人でひたすらスワイプする行為ですら、ミラティブを通した瞬間にコンテンツに化ける。「今の人は爽やかな感じだったのに何がダメだったの?」「うおおおマッチきた!!」「はやくメッセ送れ!!」という電車男のような展開が起こりうる。学校で友達に恋愛相談をするように、ミラティブ上でも、「この人はどうかな?」と相談するようになるかもしれない。もちろんこれは例え話であり、現時点ではマッチングアプリ側の利用規約や、プライバシー問題などで絶対NGであるが。ちなみにゲーム実況プラットフォームのTwitchでは既に、離婚の話などかなり踏み入った個人的な話をする人も結構いる。

ネットサーフィンも同様だ。リスナーのコメントに出てくる言葉が分からなくてググるという流れはよくある。ググって解説してる記事に飛んで読んだり、画像検索で画像を見ながら一緒に盛り上がるなんてこともよくある。

音楽視聴も一緒だ。音楽ってのは基本的に一人で体験するものだったが、ミラティブではみんなで音楽を聴く。「この曲良いよ〜」とツイッターでシェアしても、何人が実際にリンクに飛んで聞いてくれるだろうか?ライブ配信では、その場で一緒に音楽を聴くことができる。ミュージックビデオを見せたい時は、YouTubeに飛んで皆で一緒にみる。この前はレペゼン地球の曲を皆で見たら大盛況だった。リスナーの配信でも、みんなレペゼンの曲を流し始めてちょっと流行ったり。少し話が脱線するが、このように、ミラティブ誕生後の世界では情報のシェアの仕方までもが変わる

Uberは駐車場に放置されていた車を有効活用した。Aribnbは空いている家を必要としている人々に届けた。メルカリは押し入れの中に眠っていた中古品を世に届けた。どれも21世紀型のシェアリングエコノミーの代表であろう。ミラティブは、誰の目にも留まることがなかった人々のスマホでの消費活動を全世界に届けることになる。人間は一日にどれだけスマホを使うのだろうか。全人類がスマホをいじる時間を全て吸収することができたら、ミラティブは凄いプラットフォームになる。

DJ集団であるレペゼン地球のDJ社長はこの動画で次のように言っている。

そりゃ家でみんなゴロゴロ荒野行動やってたいよね。そんなことやってたら食っていけないから、家でゴロゴロ荒野行動やりたいなと思いながら、働いてんの。

ゲーム実況でお金を稼いで生活するレベルになるにはDJ社長ばりの相当な努力が必要かもしれないが、少なくともミラティブでは、家でゴロゴロ荒野行動をする時間は、独りよがりの消費行動ではなくなる。

これを読んでいる君も、今すぐミラティブをインストールすることで、消費者を卒業し、クリエイターに生まれ変わろう。このnoteを読んでいる消費の時間すらも、ミラティブ視聴者と一緒に読むことで、生産活動に変わるのだから。(石ころさんのnoteは非常に価値があり、ハイレベルな教養が身に付くので、ただの消費だなんて思ってません!というコメントがどしどし来るのも待ってます。)

★12日連続お祭り企画実施中!★
1日目(3/20水)
[前夜祭]日本発Mirrativは世界をとるか

2日目(3/21木)
世界をとれる理由。ミラティブの最大のイノベーション

3日目(3/22金)
ミラティブが突破するライブ配信の3つの壁

4日目(3/23土)
コミュニケーション需要を総取りするMirrativの衝撃

5日目(3/24日)
YouTuberになる夢を諦めたのなら、Mirrativerになりなさい

6日目(3/25月)
Mirrativライブ配信とSoftBank郡戦略の驚くべき類似性

7日目(3/26火)←イマココ!
ミラティブ現象により80億人総クリエーター化なるか

8日目(3/27水)
「価値の均衡理論」でミラティブを眺めてみる

9日目(3/28木)
【徹底比較】 SHOWROOM vs Mirrativから考えるコミュニティ論

10日目(3/29金)
没入体験が失われる時代におけるライブ配信の重要性

11日目(3/30土)
ミラティブはSNSの歴史を変える

12日目(3/31日)
[後夜祭]春のミラティブ分析祭り[総括]


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