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“自分ごと”として考える、みんなが使いたくなる場[SIWR#16]

〜あたらしい市民館・図書館を考えるワークショップ(2)〜

「インターン・ワークショップ・レポート」は、大学生によるワークショップ現場の率直レポートです。2018年から冊子として発行してきたものをnoteでは新旧織り交ぜて紹介していきます。
note版#16は、増田さんによる『みんなでつくる、あたらしい宮前市民館・図書館アイデアワークショップ第2回(2019年10月5日)』のレポートをお届けします。

多様な視点で考える、未来の市民館・図書館

2025年~2026年度に鷺沼駅周辺に移転・整備される予定の宮前市民館・図書館について、みんなで考えるワークショップ。私は第二回目に参加しました。10代から70代まで多様な約50名が集まり、第一回の参加者が出し合ったアイディアを深めます。早くから多くの方々が会場に集まって談笑する和やかな雰囲気のなか、ワークショップが始まりました。

まずは、第1回の振り返り。現在の市民館・図書館の改善したいことや気に入っていること、あたらしい市民館・図書館に求めることなどを確認しました。
次に、未来へのイメージをふくらませるために、「武蔵野プレイス」はじめ、各地域で愛され、新しい活動を生み出している市民館や図書館の事例を伺いました。どれも既成概念を超えるものばかり!メモをとりながら熱心に聞いている皆さんの姿がとても印象的でした。

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宮前のよさって何だろう?どんな市民館・図書館になってほしい?

イメージがふくらんだところで、グループワークへ。“地域とつながる”“文化・教養・ビジネスを生み出す”“情報の収集・発見・集積”をテーマに、グループにわかれてアイデアを出し合います。こどものグループは、“宮前の好きなところ”を出し合い、自らテーマを考えました。「緑が多く自然が豊か」「梨園が多い」など、私も宮前の魅力を知ることができました。なかでも、「坂が多いから運動ができて長生きできる!」という意見に、少し見方を変えるだけで、まちの課題が魅力や資源に変わることを教えてもらいました。

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次に、たくさん登場した意見の中から、特に大切にしたいものを絞り込み、提案につなげていきます。実現したいことを、「誰が?」「どこで?」「どのように?」と掘り下げて考えることで、実現につながりやすく、具体的な提案になるようです。地域に住む多様な技能や趣味をもつ人々など、地域資源の発見にもつながるようでした。

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いよいよ、夢を実現するための提案の発表!

続いて、グループで話し合った提案を発表。「多様な人が使いたくなるお手本となるバリアフリーの図書館」や「地域のスキルを持った人たちがつながれる講座」、「自然を感じながらリラックスできる空間」など、わくわくするような意見がたくさん! 他のグループの発表を聞きながら、頷いたり笑ったりしながら、期待に胸をふくらませているようでした。最後に、「特に大切にしたい」と感じた提案にシールを貼って投票。皆さんの思いがまとまりました。

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その地域に住み・働き・学ぶ、皆さんならではの視点から、“自分ごと”としてその地域の人々のための場所を考えていく面白さや大切さが伝わってくるワークショップでした。協働してアイデアを出し合ったことが、これからも地域のことを考え、行動していくきっかけになったのではないでしょうか。宮前のあたらしい市民館・図書館は、みんなに愛され、新しい活動やつながりを育む、地域になくてはならない場になりそうです!

○インターンレポーター:首都大学東京都市環境科学研究科都市政策科学域修士1年 増田里奈(開催当時)
○ワークショップ名:みんなでつくる、あたらしい宮前市民館・図書館アイデアワークショップ第2回(川崎市)
○開催日時:2019年10月5日
○実施場所:土橋小学校
○参加者:宮前区に在住、在勤、在学の10代から70代の市民
○テキスト校正・添削:鈴木徳子(Writer/Editor)
インターン・ワークショップ・レポート
「インターン・ワークショップ・レポート」は、石デ(石塚計画デザイン事務所)のまちづくりワークショップの現場を体験した大学生の率直レポートです。
現場の様子が丁寧に綴られているだけでなく、ほっこりする感想や、意外な視点もあり、プロのファシリテーターも当日を振り返って刺激を受ける内容が詰まっています。
2018年から冊子として発行しているものをnoteでも新旧織り交ぜて掲載していきます。

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