過去の年賀状放出の儀
季節のあいさつっていいですよね。
近年はペーパーレス化も進んできて、年賀状などのお便りを紙面で送ることも減ってきていますが、弊社はまだ紙面での季節のあいさつを続けています。(突然やめるかもしれません!笑)
しかも、弊社は社名に「デザイン」という文字が入っているため、毎年それなりに工夫しなければいけないという使命感のもと、作成してみなさんにお届けしています。
また、最近は年始に届く「年賀状」だと、たくさん届く中で埋没してしまうので、年末に届く「Happy Holiday Card」として、時期を微妙にずらして存在をアピールするといういやらしい戦術みたいなこともしています。
前置きが長くなりましたが、アーカイブの意味もこめて、過去の年賀状をまとめて紹介していきます。
レッツゴ〜!!(時系列で過去に遡っていきます)
2020-2021年
コロナ禍ということもあり、リモートワークを急速に進めた結果、集合写真などを撮影する機会もなくなり、苦肉の策でイラストレーターにスタッフ全員分のイラストを書いてもらう作戦に。
配置はソーシャルディスタンスを意識しています。
イラスト作成のために、「こんなポーズでイラストをお願い」という写真を数枚ずつ集めたのですが、みんなキャラクターや個性に溢れていて楽しめました。
2019-2020年
弊社も仕事でお手伝いしているたまプラーザで夏合宿をした時の写真を使用。(弊社は札幌と東京に拠点があるため、スタッフ全員が集まる機会はあまり多くありません)
ロケーションはたまプラーザ駅から少し歩いたところにある100段階段で、「100段階段プロジェクト」によるかわいいペインティングが施されたところです。
実は写真の場所は電線がたくさんあるのですが、見栄えのためにPhotoshopですべて消しました。笑
写真は複数撮影したのですが、一番良かった動きのある写真がピンぼけしていて使えなかったという事件も発生。
タイトルにはGill sansというフォントを使っているのですが、このイタリック体はお気に入りで、最近いろんなところで使っています。
2018-2019年
こちらも藤野で夏合宿をしたときの写真を使用。
雑誌の表紙みたいな雰囲気をイメージしてデザインしています。
この少し前にスタッフが一気に増えたので、スタッフ同士の交流を深めるという主旨の合宿でした。
木々の緑のモコモコ感が気に入ってる写真です。
2019-2020のカードもそうですが、冬に送る紙面に夏の写真を使っているので、季節感がおかしい・・・笑
2018年
これは北海道・北広島の顧問の新居に遊びにいった時の写真を使用。
この年は事業承継が行われたり、新人が入社したり、本格的なスタッフ募集にチャレンジしたり、子育てをはじめた男性スタッフが育休取得をしてみたりと激動の1年でした。
その慌ただしさが紙面にもあらわれているようです。
二人ほど東京で留守番をしていたので、卒業アルバムの撮影日に欠席した人みたいな出演になりました。
2017年
ベトナム・ハノイに遊びに行った時の写真をパッチワークのように散りばめて作成。
よくみると2018のカードと似たデザイン装飾を使っているので、手抜きがバレますね。
たぶん忙しかったんだと思います。
落ち着いたらまた海外に行きたいな〜。
2016年
急激に簡素な2016の年賀状。
このあたりからあまり記憶がないのですが、札幌事務所は忘年会の時の写真。東京事務所は、当時の猿楽町(渋谷と代官山の間ぐらい)のオフィスでの写真を使用。
実は写真の中のスタッフ1名だけ、撮影の日にその場におらず、後日Photoshopで合成した人がいます。(誰かわかるかな?)
このことからわかるように、おそらく年末ギリギリに作成したので、シンプルな年賀状になっているのかなと思います。
それにしても周囲の白い丸はなんだろう?
コメントを書くスペースかな?それにしては小さいし・・・
(まったく記憶がない)
2015年
写真でひとことシリーズその1
顔出しの写真を使っているスタッフが11名中6名と、自己主張の強さが伺えます。
この年はヒツジ年だったこともあり、普段使いどころの少ないモコモコしたフォントも使いつつ、全体的にふわっとしたヒツジのイメージでデザインされています。
紙面下の余白は手書きコメントを書くためのスペースだったのですが、コート紙で入稿してしまったため、ツルツルした紙面でコメントが非常に書きづらかった記憶があります。
2014年
写真でひとことシリーズその2
この年は顔出ししているスタッフが少ないですね。
実は写真でひとことシリーズの年賀状を送ると、受け取った方と後日会った際に、年賀状を話題に出していただき、嬉しくなることが多々ありました。
当時はサードウェーブ系のデザインが流行っていて、手書き風のデザインを多く取り入れていた時期でもありました。
赤色の面積を多く使うと、めでたい感じが出て年賀状っぽさがアップしますね。
2013年
こちらもややシンプルな年賀状。
ヘビのイラストがかわいいので手抜きがギリギリ許されている。
写真は顧問(当時は代表)の還暦祝いで、ルーツの旅と称して小樽に遊びに行った時のもの。
実は写真を大きくしたバージョンがギリギリまであったのですが、最後の最後で急激に小さくなりました。
その経緯は忘れました。
2012年
札幌の冬や雪景色をイメージした涼しいデザインの年賀状。
ひとことコメントは限られたスペースなのでシンプルに。
何人かは、スタッフの結婚式に出席した時の、ドレスアップした写真を使っています。
はらはらと落ちてくるようなテキストの配置は今見ても綺麗ですね。
ちなみに、この年から「A HAPPY NEW YEAR」というテキストを使うのをやめました。
2011年
札幌事務所と東京事務所でスタッフの移動があることを年賀状でついでにアナウンス。
実は全身写真を載せる年賀状ってあまりないんです。
今はフラットなデザインが主流ですが、この時はドロップシャドウやグラデーションを使ったり、立体感があっていいですよね。
今見るとフキダシがもっと賑やかでもよかったかも。
2010年
顔写真をPhotoshopでこねくり回して単色にしたアーティスティックな年賀状。
採択されたプロポーザルで使ったデザインフォーマットをベースにしているので、縁起がいいらしい。
2009年
札幌事務所は、当時事務所の近くにあった知事公館まで足を伸ばして年賀状のために写真撮影。
東京事務所は、当時赤坂にあった事務所の屋上で年賀状のために写真撮影。
年賀状のために写真撮影に行くことって今はあまりないかもしれません。
こうやって並べてみると東京事務所の写真だけ動きがあって異物感がすごい。
弊社の年賀状では珍しく黒を使っていますね。
2008年
事務所のパンフレットのスタッフ紹介ページで使えそうなオーソドックスな年賀状。
顧問(当時は代表)のコメントがめちゃくちゃ普通で震える。
2008のテキストから芽が出てるのが自然でかわいいですね。
なぜ葉っぱがたくさんあるのかは謎。
事務所ロゴの色彩は一時期この色塗り(緑っぽい感じ)を主流にしていることが多かったです。
2007年
24枚の謎の写真をグリッド状に並べている年賀状。
キャプションを見ると、「ホームページのまちかどスナップより」と書かれているが、そんなページがあったことすら私は知らない。
こう見ると、4列でなく3列にして、正方形の写真配置にしていたら、今でいうInstagramの先駆けみたいになっていたかもしれない。
写真のエフェクトもインスタっぽい。
2006年
最新版のデータが見つからなかったので、途中段階の2006の年賀状。
沖縄に遊びに行った時の集合写真らしい。
同じTシャツをきて、同じポーズで撮っているのが仲よさげ。
テキストは入力前なので、どんなメッセージがあったかは不明。
1998年
一気に飛んで1998の年賀状。90年代は抽象的なデザイン。
10年分の年賀状のデータは見つからなかったが、逆に10年前の年賀状が見つかるのが驚き。
今はクラウドサービスなど、バックアップの手法はたくさんあるが、昔はハードディスクがクラッシュしたら終わりなのが怖い。
今度のカードはこの年賀状のデザインをリバイバルして使うのもおもしろそうです。
ちなみに、社名も変更前です。
1997年
アーティスティックでメタリックでレコードのジャケットみたいな1997の年賀状。
フルカラーじゃない印刷だったらしい。
かっこいい。
ということで、思いのほか多くて長くなったので最後の方は適当になりましたが、以上が弊社の年賀状の歴史です。
現職のスタッフも知らないものがたくさんあったので、事務所の歴史も感じますね。
次のカードについては何も決めていませんが、もしつくることになって、お手元に届いた方は、この記事のことを思い出してもらえると嬉しいです。お楽しみに〜
おしまい
石デ・オープン社内報 #6
石塚計画デザイン事務所(石デ)のオープン社内報。
社内の日常、プロジェクト、仕組みなどを「社内砲」からドカンと発信します。
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