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あたらしい市民館・図書館をさらにワクワクする場に![SIWR#15]

〜あたらしい市民館・図書館を考えるワークショップ(1)〜

「インターン・ワークショップ・レポート」は、大学生によるワークショップ現場の率直レポートです。2018年から冊子として発行してきたものをnoteでは新旧織り交ぜて紹介していきます。
note版#15は、小田くんによる『みんなでつくる、あたらしい宮前市民館・図書館アイデアワークショップ第1回(2019年9月7日)』のレポートをお届けします。

多様なメンバーで考える新しい市民館・図書館

2025年~2026年度に鷺沼駅周辺に移転・整備される予定の宮前市民館・図書館について、市民みんなで期待することや将来像を考えるアイデアワークショップの第1回が実施されました。

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鷺沼駅周辺の環境や、これまでのプロジェクトの経緯などについて宮前区職員からオリエンテーションが終わると、グループワークに移行。はじめは緊張しているように見えた方も、ワークショップが始まると、ご自身の考えを積極的に発言していました。中には大学生や高校生の方も参加されていて、社会人にも負けないくらいの熱量で、市民館・図書館に対する想いを語っている姿がとても印象的でした。

今の市民館・図書館への想いを語りあって

1つ目のテーマは、現在の市民館・図書館の“気に入っていること”“改善したいこと”。はじめは躊躇しているように見えた方も、他者の意見を聞いて「たしかに!」と頷いたり、「そういえば!」とバトンを引き継ぐ形で意見を出しあったりもしていました。

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小学生のグループからもたくさんの意見が出ており、「これについて書いた人?」とスタッフが聞くと「はい!」とたくさんの手が挙がっていました。とりわけ”気に入っていること”を語り合っているときは、「あのイベント楽しいよね!」などと笑顔で友達と話しており、和気藹々とした雰囲気で進んでいきました。

こうなったら嬉しいな、をみんなで考える

次のテーマは“こんな市民館・図書館になったらいい”というアイデアや“期待すること”。ここでも小学生は大活躍!「寝転がって読めたらいいのにね!」など、大人では考えつかないような楽しいアイデアがたくさん飛び交いました。

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社会人のグループも負けておらず、これまで話し合った内容を踏まえて、アイデアを続々と生み出していました。市民活動が盛んな宮前エリアらしく、“市民活動を支える仕組みや場がほしい”“様々な使い方ができる広場”など、市民館・図書館の今までの枠組みを超え、自分たちに合った市民館・図書館のかたちを考えていたようです。各グループから出た意見は、どれもワクワクするものばかりでした!

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楽しいアイデアにみんなワクワクする

グループワークを終え、次はいよいよ発表の時間。たくさんの参加者の前で発表するのは緊張しそうだなと思いながら見ていましたが、むしろ「多くの方に伝えたい!」という気持ちが伝わってくるほど、どの方も堂々と楽しそうに発表されていました。「あ、ここもう少し話したい!」という声が上がったり、「たしかにいいなぁ」という声が会場から聞こえたりと、話し合ったアイデアを、みんなでワクワクしながら共有する良い時間になったと思います。

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次のワークショップでは、今日登場したアイデアを、より具体的な形に深めていきます。一体どのような形で実現に向かっていくのかとても楽しみです!

○インターンレポーター:慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科1年 小田 史郎(開催当時)
○ワークショップ名:みんなでつくる、あたらしい宮前市民館・図書館アイデアワークショップ第1回(川崎市)
○開催日時:2019年9月7日
○実施場所:宮前市民館 大会議室
○参加者:宮前区に在住、在勤、在学の10代から70代の市民
○テキスト校正・添削:鈴木徳子(Writer/Editor)
インターン・ワークショップ・レポート
「インターン・ワークショップ・レポート」は、石デ(石塚計画デザイン事務所)のまちづくりワークショップの現場を体験した大学生の率直レポートです。
現場の様子が丁寧に綴られているだけでなく、ほっこりする感想や、意外な視点もあり、プロのファシリテーターも当日を振り返って刺激を受ける内容が詰まっています。
2018年から冊子として発行しているものをnoteでも新旧織り交ぜて掲載していきます。

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