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トラウマの癒しは人生やり直しの旅①過敏性腸症候群・パニック・不安・希死念慮が終了した話

自己紹介

2016年から、トラウマの癒し専門の学び舎、ハートエデュケーションセンターを運営している川村法子です。

チームメンバーや親しい友人からは、イーシャと呼ばれています。

私のストーリーは以下からどうぞ。

トラウマの癒しが一気に盛り上がってきている理由


私が今の活動をスタートさせたのは、2016年の4月。

当時、日本の癒し業界のムーブメントにおいては、トラウマの癒しを伝えることは、結構な向かい風だった気がしています。

「過去のトラウマをなんて見てもしょうがない!」「成功哲学で、上昇気流に乗っていきましょう!」という、どちらかというとキラキラとしたムーブメントが主流で、ずっと一緒に学んできた友人たちが、こぞってそちら側に移行していった時期でした。

ですが、私は不器用でもあり、また、自分が体験してきたことしか伝えられないと思っていましたので、どうしても、トラウマの癒しを伝えることから立ち退くことができませんでした。

「今更そんなことするの?」という冷ややかな周囲の反応を感じながら、正直不安もありました。

ですが、活動開始から数年経った、2020年頃から、徐々に「トラウマ」という言葉に注目が向けられるようになりました。

理由は4つあるように思います。

  1. 英語圏のトラウマのセラピストたちが、SNSで数十万、数百万のフォロワーを抱えるインフルエンサーとして活動するようになり、そのムーブメントが、日本にも届きだしたから

  2. 海外のドクターたちが書いた書籍が出版され話題になったから

  3. 有名な海外のワーク(IFS、SEなど)が注目され始めたから

  4. 実際に、身体症状の回復につながる、非常に効果的でわかりやすい手法であるため、カウンセラーたちが注目し始めたから

上記理由にも関わる書籍の一部をご紹介します。今回、ここにご紹介する書籍は、すべて、海外のドクターたちが書かれていて、どれも医学的研究結果に基づいているものです。

公式サイトのライブラリーでもご紹介しています。

この記事はAmazonアフィリエイトに参加しています。

一瞬で心が掴まれたトラウマ療法

私が、初めてトラウマの癒しを体験したのは、30歳の時。

あまりの生きづらさに、自分の「心」を変えたくて、インナーチャイルドワークを提供しているセラピストの扉を叩きました。

そのセラピストは、アメリカで学んできた方で、トラウマの癒しを、インナーチャイルドワークとして提供されていました。

そのインパクトはとてつもないもので、一瞬にして、私は、その世界に魅了されました。

私が、求めていたものはこれだと思いました。

セラピストの元に、月に1回通いながら、過去のトラウマを思い出し、たくさん泣いて、たくさん神経を癒してきました。

通った期間は、トータル5年くらいです。その後も様々なトラウマ治療のセラピーやトレーニングを受けて来ました。

当時は、これが神経を癒しているとは知りませんでした。

セラピーとは、目に見えない「心」が癒されているのだと思っていたのです。

潜在意識の傷を癒すという意味では、確かにそうなのですが、上にご紹介した書籍からもわかるように、実際には、脳の中のニューロンやシナプスの活動を正常化し、結果的にホルモンや自律神経を整えているのです。

2020年頃に、日本でもトラウマに関する書籍が手に入るようになって、それらを読みながら深く納得したのは、私自身が、それまで実際いくつも体調不良を回復させてきたからです。

私が終了してきた心身の症状

簡単ですが、私が終了してきた、心身症状について書いていきます。

以下の記事で書きましたが、今回お話しする症状以外にも、私は、喉がきゅっと閉まるパニックや群発性頭痛、偏頭痛、起立性調節障害を終了させています。

その体験は、一生涯忘れることのできないものですので、別途詳しく書く予定です。

10歳から続く過敏性腸症候群の終了

これは、セラピーを受け出して、最初に無くなった症状でした。

30歳の時にインナーチャイルドセラピーに通い出して半年後に、子どもの時から続く過敏性腸症候群(慢性的な便秘とお腹を下すことを繰り返す)が、ほとんどないことに気がついたのです。

ですが、便秘をしていない自分なんて信じられなかったので、気のせいだと思っていました(笑)。

セラピースタートから1年くらい経った時には、すっかりその症状がなくなっていました。

そして、やっと、セラピーの効果を確信しました。

2年経った頃には、過去に自分が慢性的な便秘症だったことすら忘れていました。

急に心臓がドキドキするパニックの終了

最初にこの症状を感じたのは、長女を妊娠中の頃です。

普通に道を歩いていたり、日常生活の何気ない場面でも、突然動悸がするのです。

「つわりのせいかな?」とも思っていましたが、「そんなつわりの症状聞いたことないな・・・」と不安でもありました。

この症状を治したくてセラピーに通っていたわけではないのですが、便秘と同様に、気がつくとなくなっていました。

毎日あらゆることに不安ばかりが募る不安の終了

子ども時代から、私はずっと不安を抱えていました。

人生に問題がない時期なんてなくて、私の心は、ずっと不安と苦しみでいっぱいでした。

それがない人にとっては(今の私もそうですが)、どういうことなのか、わからないと思います。

こんなにも空が青くて、風が気持ちいい日に、どうして苦しいのか、きっと理解できないはずです。

それも、当然のことだと思います。

だけど、当時の私は、苦しみと不安が通常モードでしたから、逆に、苦しくなくて、不安もない人たちのことが理解できませんでしたし、私自身に問題があるとは思ってもいませんでした。

ですから、不安を治そうと思ってセラピーに通っていたわけではないのです。

私が、セラピーを受け出した理由は、子育てと夫婦関係がうまくいっていなかったからでした。

今思えば、苦みと不安が人生のベースになっているのが原因だとわかるのですが、その時は、子どもと夫が問題だと思っていましたし、私の運命を変えたいと思っていたんです。

そして、セラピーを受けて、2、3年した頃には、自然とこの状態がなくなっていました。

そして、その状態がなくなって初めて、自分がとんでもない不安の中にいたことがわかりました。

これだけトラウマについて明らかになった今、それは私の運命や性格のせいでもなく、トラウマによる神経システムの問題であり、心の問題というよりも、身体の怪我だったのだと納得しています。

子ども時代から希死念慮が続く慢性的なうつ状態の終了

希死念慮は、小学校の低学年からありました。

これについては、とある忘れられない記憶があります。

5年生の時に、学校で心についてのアンケートが開催されました。

その中に、希死念慮があるかどうかについての質問がありました。

「誰が回答したかはわからないから、正直に答えるように」と担任に言われ、私はドキドキしながら、その項目にチェックを入れたことを思い出します。

考えてもみてください。

5年生の女の子が、誰にも言えない希死念慮を抱えながら、それを告白することにドキドキして答えている情景を。

今思えば、とんでもないことが、私に生じていたのだと思うのです。

私の希死念慮は、その後も20代まで長く続きました。

20代の後半頃、最近はそんな思いが出てこないな・・・とホッとしていたのですが、セラピーを受け出して1年半くらい経った時に、突然この状態が蘇ってきました。

10年ぶりくらいの激しい苦しみで、ベッドで布団をかぶって、起きが上がることすら出来なくなりました。

そうしていながらも、この感覚に懐かしさを感じていました。

ずっと忘れていたけれど、小さな頃から、私は、ずっとこの状態に苛まれてきたのです。

その後、セラピストから、それがセラピーによる好転反応であることを教えてもらいました。

過去の状態を追体験し、意識的に感じ直すことで、当時の感情を解放し、真の癒しが起こるというわけです。

あれから、もう17年くらい経ちますが、一度もその状態になったことはありません。

インナーチャイルドワークについての誤解と危険性

さて、上にも書いてきたように、私がトラウマ療法を受けだした2005年、インナーチャイルドワークは心を変える手法だと思っていました。

ですが、実際には、体を変えるものだったことを、今は、脳神経科学が証明しています。

一つだけ、とっても大事なことがあります。

私の考察が正しければ、おそらくインナーチャイルドワークは、90年代頃にアメリカから日本にやってきています。

インナーチャイルドワークの世界的な第一人者は、アメリカ人のテレビプロデューサーであり、作家のジョン・ブラッドショーという人です。

彼は、私がハートエデュケーションセンターの活動をスタートしてすぐの、2016年5月に亡くなりました。

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この書籍を読めばわかるのですが、インナーチャイルドワークとは、基本的に、子どもの自我発達に沿った理解と、家族学的理解のアプローチでなされるものです。

ですが、日本では、なぜか、インナーチャイルドワークというと、ふわふわとしたお花畑のようなイメージで考えられたり、インナーチャイルドとは、心の中にいる妖精のようなイメージで捉えられることがあります。

また、インナーチャイルドをただ抱きしめたり、愛していると伝えるアプローチがなされることで、むしろ、大変な心理的こじれを生じさせてしまう場合があります。

さらに、身体を伴わない観念的な手法だけで行われてしまうと、心と体を大きく解離させてしまう危険性が生じます。

これらのことは、実際には、インナーチャイルドワークの父である、ジョンブラッドショーの理論には存在しません。

また、子どもの自我発達と家族学のベース、また、身体からの感情リリースのスキルがなければ、効果的なインナーチャイルドワークは行えません。

ですが、この数十年、日本でも、時には英語圏でも、インナーチャイルドというマジカルな言葉だけが先行してしまい、間違った安易なやり方が行われています。

まとめ〜セラピーと瞑想の図解

インナーチャイルドワークは、その本質を極めていけばいくほど、家族システムのもつれを解くファミリーコンステレーションや、トラウマ療法として知られているソマティックエクスペリエンシングなどと、同等のものだということがわかります。

そして、この3つをつなぐものが瞑想なのです。


少し、専門的な話になってしまいました。

トラウマについて知りたい方は、臨床心理士で認定セラピストのかちゆみこさんの記事が、とてもわかりやすいので、ぜひ読んでみてくださいね。

もし、記事の内容について、もっと知りたい、これがわからないということがあれば、いつでもコメントください。

長年、伝えてきたせいか、私の中で麻痺してしまっていることがあって、専門的になりがちです。

noteで記事を書きながら、どうすればもっとわかりやすく伝えていけるのか、模索し、トレーニングしていきたいと思っています。

初めてトラウマについて知る方のご意見をお聞きすることで、もっとより良い記事を作り、かつての私のように複雑性PTSDに悩むみなさんの希望の一助となればと思っています。

私は、他にも、次のような症状をトラウマ療法で卒業してきました。

  • 喉がきゅっと閉じて呼吸ができなくなるパニック障害

  • 慢性疲労

  • ブレインフォグ

  • 重度の冷え性

  • 群発性頭痛

  • ぼーっとする偏頭痛

  • 起立性調節障害

これらのことについても、引き続き解説していきたいと思います。

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