Billboard Top100を振り返る 1980 11th Rupert Holmes 'Escape The Pina Colada Song'
1980年の11位は年間チャート2曲目となるRupert Holmesさんの’Escape The Pina Colada Song’です。歌詞と解説を読んでみると、意味深な歌ですね。新聞の出会い欄を信じて、新しい恋を求めて愛にいくと、奥様に出会っちゃっよ、という内容です。まあ、という感じもしますが、夫に偽手紙を書いて、呼ばれてできてた旦那をBabushuka被って見に行くという歌もあったので、こういうネタには事欠かないのかもしれません。人間っていいもんですね。
この歌も、臆面もなく普段着で歌うRupertさんの姿を見るとやけに真実味を感じますね。曲はほのぼのする感じがしますが、まじめなで、下手すると深刻な内容にもなりかねない歌詞との相性が割といいような気がします。この辺、ソングライターとしての才能なんでしょうね。この詞で、この曲をつけますか。日本じゃ演歌ですよね。
まあ完全に大人の曲なんですよ。この曲も、ファンタジーを求める大人が、結局現実からは逃げられなかった、というオチが付いたということ、この皮肉でEscapeですよ。こういった曲が流行るという素養がやはりこの時代にはあったという事なんだよな。うん、みんなで楽しんで聴いていたんでしょう。
で、この曲には詞でもカギになる、Pina Coladaが副題になっていますが、これは後付けのようですね。このEscapeというタイトルじゃあ、曲を聴いただけではどの曲か分からなかったので、歌詞に出てくるキーワードをつけたとのこと。ラジオの時代らしい話ですね。
ついでに言うと、この曲は1970年代最後のナンバーワンだそうです。しかも1980年代の1週目にもナンバーワンになったそうです。こういった重要そうで、じつはどうでもいい話って好きです。
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