函館の承継「いさり灯(び)」

函館圏特化の事業承継マッチングサービス「いさり灯」公式note。函館市、北斗市、七飯町…

函館の承継「いさり灯(び)」

函館圏特化の事業承継マッチングサービス「いさり灯」公式note。函館市、北斗市、七飯町、木古内町、鹿部町、森町を対象に「事業を継ぎたい方」「事業を継がせたい方」双方を記事化。記事を通して後継者との出会いを実現します。

最近の記事

小さな街の遊園地、続く想いを乗せて創業100年目に叶えたい夢

函館地域承継ストーリー ​継ぐ人、継がせる人。 函館市の遊園地、函館公園『こどものくに』のジェネラルマネージャー加藤大地さんを取材しました。曽祖父の加藤進一さんが始めたという『こどものくに』。ランドマークである日本最古の観覧車や、低年齢でも乗れる遊具など魅力的なコンテンツで、函館市民をはじめ全国のファンに親しまれています。家業を意識してこなかったという大地さんに、事業を継ごうと思った経緯とこれからの『こどものくに』についてお聞きしました。 【函館地域承継ストーリー#6】

    • 【編集後記】函館地域承継ストーリー#5

      ネギでも涙が出ることを初めて知った。 インタビューの後、T.Sさんが畑を案内してくれた。ナスやネギなどが美味しそうに実っている。 「ナスは、強い植物なので畑を休ませるんですよ。」 たくさん栄養を吸うナスは、収穫後、畑を休ませるらしい。1年ごとに育てる場所を変え、畑を次に使うのは4年後だそうだ。 オリンピックイヤーにしか使わない畑。まるでこち亀の日暮巡査。と有名マンガのキャラクターを想像してしまった。 行ってみるとなるほど、休ませている畑にはチラホラ草のようなものも見

      • 交流のハブとなる直売所を。北斗市で100年以上続く農家の事業承継

        函館地域承継ストーリー ​継ぐ人、継がせる人。 今回は、北斗市で畑作・米農家を営むT.Sさんを取材しました。三世代前に山形県から移り住み、100年以上この地で代々農業を営んできたというT.Sさんのお家。甘味に特徴のあるお野菜は道南地域だけでなく、全国に出荷されています。四代目として農家を承継する経緯や今後の展望についてお話をお聞きしました。 ※匿名で取材に応じてくださいました。 【函館地域承継ストーリー#5】  畑作・米農家 T.Sさん 家業の人手不足を機に承継を決意

        • 【編集後記】函館地域承継ストーリー#4

          函館水産物卸売市場に入ったのは初めてだった。 水産ならではの磯の香りが漂う。函館の香りだ。 館内図を見て四苦八苦していると、階段を降りてきた女性が親切に場所を教えてくれた。小西商店は2階の暖簾があるところだそうだ。 事務所ではコーラを片手に小西 一人さんが迎えてくれた。世間話から始まった取材。緊張がみるみる解けていく。小西さんはコミュニケーションの天才だ。 思えば、小西さんとは不思議な縁があった。東京有楽町でのイベント。普段、東京にいる私は、函館と聞いて一も二もなく参加

        小さな街の遊園地、続く想いを乗せて創業100年目に叶えたい夢

          魚の眠ってる価値を発掘。水産の活性化に取り組む小西鮮魚店の親族内承継

          函館地域承継ストーリー ​継ぐ人、継がせる人。 今回は、道南の美味しい魚を全国の飲食店や魚屋に卸す有限会社マルショウ小西鮮魚店の小西一人さんを取材しました。大手企業の工業デザイナーとして活躍していた小西さん。水産の魅力を発掘し、新たな価値を創造することで水産業全体の活性化にチャレンジしています。お父様からの電話を機に家業を継ぐことにした承継の経緯と小西鮮魚店の取り組みについてお聞きしました。 【函館地域承継ストーリー#4】  有限会社マルショウ小西鮮魚店 代表取締役 小西

          魚の眠ってる価値を発掘。水産の活性化に取り組む小西鮮魚店の親族内承継

          【編集後記】函館地域承継ストーリー#3

          「あぁ、佳江ちゃんのところね!うちもお世話になってるわ。」 取材当日の夜に訪れた居酒屋のママさんは言う。 小口商店さんを知ったのは、同業の酒屋さんからだった。女性が先代から継いで酒屋を営んでいるという。 大きな会社でない限り、函館で第三者承継の話を聞くことは珍しい。すぐにFacebookを通じて連絡したところ、快く取材をお引き受けいただいた。 函館らしい曇天の中、フェリーターミナルの向かいの小道を入る。小口商店が現れた。見た目は昭和レトロないわゆる地元の酒屋さん。緑色の

          【編集後記】函館地域承継ストーリー#3

          日本酒が醸すアナログな関係性を引き継いだ小口商店の第三者承継

          函館地域承継ストーリー ​継ぐ人、継がせる人。 今回は、函館市港町で地酒に特化した酒屋を営む有限会社小口商店の冨樫佳江さんを取材しました。道南ではちょっとここでしか買えないかもと思わせる日本酒を数多くそろえる小口商店。3年ほど前、事業売却により先代から冨樫さんに第三者承継されています。人や地域、蔵元との関係性を大事にする小口商店の事業承継について、その経緯をお聞きしました。 【函館地域承継ストーリー#3】  有限会社小口商店 代表取締役 冨樫 佳江(かえ)さん 地域に

          日本酒が醸すアナログな関係性を引き継いだ小口商店の第三者承継

          【編集後記】函館地域承継ストーリー#2

          電話が鳴ったのは、午前の取材をしているころだった。 取材後の予定は、函館の老舗建設会社「株式会社森川組」のインタビューだ。インタビュイーは、常務取締役 森川 明紀(あきのり)さん。実は、私の小中高の幼馴染である。 午前は晴天だった函館だが、午後に向かって曇り空。いつだったか函館は、曇り空が多いから、出身の有名バンドの名前が「GRAY」になったと聞いたことがある。(まゆつばだが) 取材を終え、カメラマンとともに移動しているさなか、先ほどの電話を確認する。相手は森川さんだ。

          【編集後記】函館地域承継ストーリー#2

          地域に信頼され、挑戦し続ける企業を目指す。老舗企業の次代を担う親族内承継

          今回は、道南を中心に札幌圏や本州でも土木・建築・建設工事全般を請け負う株式会社森川組の森川明紀常務を取材しました。明治25年創業と道内でも屈指の老舗企業である森川組。函館に根差し、地域社会と共に歩んできた同社を承継される森川さんに経緯や想い、展望をお聞きしました。 【函館地域承継ストーリー#2】  株式会社森川組 常務取締役 森川 明紀(あきのり)さん 道内屈指の老舗企業 ーまずは、株式会社森川組について教えてください。 森川:当社は、明治25年創業の建設会社です。実

          地域に信頼され、挑戦し続ける企業を目指す。老舗企業の次代を担う親族内承継

          尊敬できる父の背中を追って。「食の総合商社」のスピリットを受け継ぐ親族内承継

          今回は、道南地域で業務用食材、関連機器販売、宅配事業など展開する株式会社アキヤマをお兄様の小林周平(しゅうへい)専務とともに親族内承継する小林和久(かずひさ)常務を取材しました。1951年に函館駅前で開業した製菓材料店から始まった株式会社アキヤマ。現在は道南を代表する「食の総合商社」として地域に貢献し続けています。承継を決意された経緯や今後の展望についてお聞きしました。 【函館地域承継ストーリー#1】 株式会社アキヤマ 常務取締役 小林 和久(こばやし かずひさ)さん

          尊敬できる父の背中を追って。「食の総合商社」のスピリットを受け継ぐ親族内承継