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33 毎日書くようになってからついた「メモリ感覚」

文章を毎日書くようになってから、頭の中のメモリが気になるようになった。メモリの空き具合が感覚的にわかる。いっぱいいっぱいになっている夜は文章がうまく書けない。思考がいろんな所にぶつかってなかなか前に進めないのを感じる。

今朝、シャワーを浴びながら「今日は何を書こうか」と考えていた。思考は落ち着きがないので、気づくと全然別のことを考え始める。昨日やり残した仕事のこと、今日の予定のこと。

そうやって頭の中に考え事がいくつも広がる。広がったものは解決するまで片付かない。そうして、夜になる頃にはバサーっと、机に広げた大量の書類みたいに、頭の中は考え事でいっぱいになっている。足の踏み場もない所を思考は歩こうとする。箪笥の角に小指をぶつけたり、書類で滑って尻もちついたり。解決のドアになかなか辿りつけない。

文章をひとつ完成させることは、「思考の解決」なんだと今気づいた。こうして文章を書いていても、頭の中では考えていることを必死にまとめようとしている。うまくまとまれば、思考は解決の穴からスポッと排出される。書くことによるメモリの解放だ!

「眠っている時に頭の中は整理される」と言うけれど、あれは本当だ。広げていた書類が片付いて、まっさらな机の上から始めることができる。朝は解決したいことのために使うのが良い。

この感覚、頭の中のメモリを、もっとうまく使っていきたい。


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