中山勇魚

「生まれ育った家庭や環境でその後の人生が左右されない社会の実現」を目指し、すべてのこど…

中山勇魚

「生まれ育った家庭や環境でその後の人生が左右されない社会の実現」を目指し、すべてのこどもたちのための私立学童保育CFAKidsを設立。東京都足立区、墨田区で9箇所を運営。 https://www.chance-for-all.org/

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3週間で3500人のこどもたちとリモート学童を実践してわかった、今こどもたちにいちばんたいせつなこと

アフロマンこと、NPO法人Chance For Allの中山です。これはわたしたちの学童が緊急事態宣言を受けてリモート学童を実施した記録と、そこからわかったこどもたちの現状。今、こどもたちにとってどういうことがいちばん必要なのかを綴ったnoteです。わたしたち自身もまだまだ模索中ですが、みんなで情報を共有してこの危機を乗り越えられればと思い公開します。 緊急事態宣言!  わたしたちの学童保育CFAKidsは、東京都の足立区と墨田区で9箇所の居場所を運営、毎日300人ほどの

    • me症候群〜受け身でわがまま、努力したくないけど目立ちたい〜

       近頃、大手回転寿司チェーンなどで犯罪行為を行なってその様子をSNSに上げ、炎上どころか警察沙汰になるケースが増えています。また、若者が強盗事件などを起こしていますが、事件の凶悪性に比べて犯人の年齢が低かったり、職業が現役の自衛隊員や会社員だったりすることに驚かれた方もいるかもしれません。  これらはネットを中心に盛んに「Z世代」としてくくられて批判されていますが、世代の特徴ではありません。Z世代は社会貢献意識や規範意識の強い方も多いですし、思慮深い方もたくさんいます。一方

      • Clubhouseは現実に敗北したリベラルと、ここではないどこかを探す若者のマッチングアプリなのかどうか

        Clubhouseなるものをダラダラとやってみた。おもしろいところ、懐かしいところ、これからこうなるのかなというところがあったので備忘録的に書き留めます。当たっていたら後の世に自慢し、外れていたらひっそりと消す。そう、私は卑怯者。 そのおもしろさ 話している内容は「ここだけの話」とまでは言えず、その人がスピーカーになってるイベントに行けば聞けるくらいの話。オンラインサロンやってる話し手とかであればそこでも見聞きできるくらいの話。 ただし、スピーカー側もまだワクワク感がある

        • 学びは目的が先にある〜しゃかチャレを通じたこどもたちの熱い学び〜

          株式会社Ridilover(リディラバ)と一緒に社会課題解決チャレンジ(しゃかチャレ)をやってます。リディ部に所属する大人たちがメンターとなって、全国各地の小学生と一緒に社会課題を解決しようというプロジェクトです。 しゃかチャレのことやおもしろさについては、また別に書こうと思うのですが。今日はしゃかチャレで生まれているこどもたちとメンターの交流について。まずはこれを見てください。メンターの方の呟きです。​ その画面の向こうの三年生。誰に言われるでもなく、自分で本を借りてき

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          ばーちゃんが死んだ

           「ばーちゃんが入院した。今回は危ないかもしれない」母からLINEが来たのはGW中のことだった。その数日前にCFAは5/7からの運営再開を決めていた。代表たる自分が病院に行って新型コロナウイルスに感染すれば、運営再開は望めない。成長の黄金期にあるこどもたちにとって、仲間と過ごす時間は絶対に奪われてはならないと不退転の決意で決めた緊急事態宣言下での運営再開。だから見舞いに行かなかった。何度倒れて入院してもその度に復活してきたばーちゃんは、運営再開を見届けたかのように5/8の朝に

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          いつの間にかyahoo!トップに載って、いつの間にか批判されていた話

          ある日、いきなり大学の友人や後輩や仕事で知り合った人たちからたくさん連絡が来ました。なんでか不思議に思って聞いてみたら以前インタビューしていただいた以下の記事がyahoo!のトップかなにかに載っていたようです。 意気揚々とページを見に行ったらコメント欄で「こんなの不幸のうちに入らない」「もっと大変なヤツはたくさんいる」「これで不幸だったら日本人の半分は不幸」「甘えてる」「こういう人に教育に関わってほしくない」的なコメントがたくさん。。。 たしかにインタビューが記事になった

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          部下が話を聞かない時に考えること

          上司の最も大切な仕事の一つが部下の育成です。時に励まし、時に褒め、時に叱り、あの手この手で部下の成長を見守って応援する日々。なのに、部下は素知らぬ顔で先週したばかりの話を「初めて聞きました!」とか言っていてガックリ。「もうこいつはこれ以上、成長しないんじゃないか」と見捨てる前に考えることです。自分のために書きました。 ・部下が話を聞かないのは上司が悪い ・話を聞かないメカニズム ・成長に必要なただひとつのこと 部下が話を聞かないのは上司が悪いこれは単に心構えの話です。 「

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