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初めての龍が如くシリーズでジャッジアイズをやってみたらキムタクのハーレムだった

 ジャッジアイズ、めちゃくちゃ面白くないですか???? 
 神ゲーすぎるだろ——————ッ!!!

 ふぅ、開口一番にまず声を大にして面白いと叫びたかったので叫ばせてもらいました。いや本当にもう話がめちゃくちゃ面白いし、ほんと良いキャラしてる登場人物が多くて、のめり込んで一気にクリアまでプレイしてしまいました……!!!

 タイトル通り私は如くシリーズやったことがなくて、何となく”ヤクザが出てくる治安の悪いアクションゲーム”って程度の認識でした。だから正直、始める前はこんな面白いゲームだと思ってなかったというか、私に合うかどうか不安でした。ですが蓋を開けてみると……もうめちゃくちゃ面白くて先が気になりすぎて、日本のドラマをプレイしているような感覚が凄く新鮮でもう最高のゲームすぎる……ほんと「やって良かった!!」と思えるゲームでした。

 もうただでさえ序盤から続きが気になって早く進めたくなるような内容なのに加えていろいろな寄り道が用意されているので、物語を進めたいという気持ちと寄り道したいという二つの気持ちに板挟みにされるんですよ。

 しかも問題なのが、この面白さが始まりから終わりまでずーーーーーっと話が加速していくので、物語が進んでいくにつれ先が気になるという気持ちがより高まっていくんです。
 だから最初の方でまだ心に面白さを許容できる余裕があるうちにサブクエをやっておかないと、先が気になりすぎて「もうサブクエやってる場合じゃねえ!!!」ってなるのが、良い意味でこのゲームの唯一の欠点だと思います。でも私はサブクエを残したままだと物語を進める時にどうしても気になってしまうタイプなので、心を鬼にして寄り道をしていました。寄り道をする心の余裕をください……!

ジャッジアイズを始めた理由


 そもそもどうしてジャッジアイズを始めたのかというと、最近狩野英孝が配信している逆転裁判を見ていたら「そういえばジャッジアイズも弁護士関係の話だったよな?」と、脈絡があるような無いようなことをふと思ったところからなんです。
 全然ゲーム性は違うけど……本編で明らかに逆転裁判のネタあったし関係性あるよな……?

 それを示す証拠がある。

「くらえ!」

 まぁゲームで法廷モノやるなら、このセリフ出すのは礼儀みたいなもんだよね!

 実は私あまりにもハマりすぎて、自分でジャッジアイズをプレイしながら、それを追うようにジャッジアイズの配信を見るぐらいだったんです。
 それで証拠を突きつけるシーンが来るとコメント欄が「くらえ!」の嵐になるのがちょっと好きです。



 ちなみに見ていたのはホロライブVtuberの大空スバルの配信です。

 リアクションがとても面白くて、求めていた反応を見せてくれるし、自分なりに考察というか推理しながら進めていったりして、私が自分でプレイしていたときに気づかなかった発見を見せてくれる一方で、逆にガバガバなところがあったりするのがとても笑えて面白くておすすめです……!


 ちょっと話は脱線しましたが、つまり私が狩野英孝の逆転裁判をみて唐突に「ジャッジアイズがやりてぇ!!!」となり、「でももうすぐFF14の新パッチが来ちゃうから悩むなぁ——いや、関係ない……! やりたいときにやる。それが一番ゲームを楽しめるタイミングなんだ!!!」と思い立ってすぐにジャッジアイズをインストールしてしまいました。


ジャッジアイズの沼の部分(キャラクター編)

 冒頭でも言ったように、ジャッジアイズは日本のドラマのようなゲームなんです。もうキムタクが主人公という時点でわかるように覇権ドラマの風格がある。特に魅力的な登場人物も多くてキャラ同士の絡みがもう見てて脳が気持ち良すぎるんですよ!

 海籐さんは漢の中の漢で男に好かれる漢って感じだし、東はもう完全に子犬で、小動物のような愛らしさと見た目とのギャップで、多分ドス持ち出すよりそっちの方が殺傷力が高いだろう。どうやら東はキャラ人気一位らしいけどそれもうなずける。

 ただこのゲーム、内容が内容なので登場人物は当然男ばかりです。サブクエだとペルソナみたいに彼女とか作れるのですが、メインストーリーだと女の子はあまり出てきません。さおりさんと真冬ぐらいです。でも安心してください。女の子はあまり出てきませんがヒロインはちゃんといます……!!


 そう、海籐さんと東がヒロインなのです……!

 この二人って漢なんですけどただ漢なだけじゃなくてヒロインって感じなんですよ……!! ”漢と書いてヒロイン”なんすよ!! プレイした人ならきっとわかってもらえるはず……!! 


 いやもうなんか八神の周りはこの二人以外にもヒロインばっかりなんですよね。

 正統派熱血系ヒロインの海藤さん(イイ身体すぎない……?)

人気No.1子犬系ツンデレヒロインの東

金髪正統派の年下ヒロインの杉浦

 まさに八神のハーレムパーティだ。三人とも八神に対してクソデカ感情を抱いている。なんなら海籐さんはヒロインでもありつつも、東にとってはヒーローというお得な漢なのだ。

(なんかそう考えると、なんだか羽村のカシラがラブコメのシリアスパートで、八神とヒロインの関係を進めるための当て馬にされる悪役キューピッドキャラに見えてきた)


 どうしてこんなにパーティメンバーにヒロイン力を感じるんだろう……? と書いてて疑問に思ったのですが、そういえば実はジャッジアイズはFF15だったってことをふと思い出したんですよ!!
 何を言っているんだこいつ……と思われるかもしれませんが、ジャッジアイズが発売されてちょっと経った頃に、ツイッターでFF15って言われてるスクショをちょくちょく目にしたことがあるんです! 


 それがこのスクショなんですけど……


 FF15じゃねえか!! 

 いやFF15ですよこれ。と心の中のウォロが飛び出してくるレベルで一致している。

 左からプロンプト、ノクト、グラディオ、イグニス……なんだか心無しか髪型も似ているし、東以外は髪色も同じだし、その東はイグニスと同じでサングラスをしている。
 そう考えるとジャッジアイズの漢たちにヒロイン力を感じるのは当たり前だったんです。だってプロンプトはピーチ姫だし、グラディオはまあアレだし、イグニスは健気系負けヒロインだし……。


 そしてヒロインはこの3人だけじゃありません。


 先輩ヒロインの新谷……!

 いつも嫌味だがたま~~~に「ええやつやん」となる、ヒロインの中でも特に現代人らしいヒロインだ。

 実は私は新谷が結構推しなんです。
 このシーンは誰でも好感度が上がったシーンだと思うんですけど、その後すぐにセクハラするし、そのせいで「さっきはちょっと新谷も良い奴じゃんって思ったけどやっぱり無理だ」ってなった人が大半だと思います。まぁ源田先生も割りとさおりさんにセクハラするので師匠譲りなのかもしれないけれど……。

 デリカシーがなくて最低な部分が目立つ典型的な嫌味な中年のおじさんって感じで、私もそういう部分は本当に嫌いなんですけど、嫌いという感情込みで新谷という人間を俯瞰して見てみると、新谷はこういうコミュニケーションの仕方しか知らないだけなんだなって言うのが何となくわかってくるんです。

 ジャッジアイズって初めからやると、初っ端新谷がヒステリックになって八神に当たっているムービーから入るので、プレイヤーとしては第一印象最悪なんですよね。(もしかしてグラディオの兄貴な部分が海籐さんになって、ダメな部分が新谷になったのか……?)
 でもそれはプレイヤー目線でそうなっているだけで、実際はそんな最初から嫌味なキャラってわけじゃないんです。だって過去編で出てくる新谷って、かなりムカつく後輩な八神に対してあんま怒りもせずに接してくれているんですよ。源田先生のことも本当に尊敬しているようだし。

 新谷はちゃんと自分に誠実に接してくれる人相手なら良い関係を作れるし、話も聞いてくれると思うんです。源田法律事務所で新谷がボロクソに言われているシーンとか星野くんは新谷にあまり嫌な感情を持っていなさそうでしたし、世渡り上手そうな星野くんなら良い感じに新谷と接していたと思うので、新谷にとって星野くんは良い先輩を演じさせてくれるかわいい後輩だったんじゃないかな~って思うんです。

 過去編では、新人弁護士としてまだ正義感の強い八神と、社会に揉まれてきてほどほどにこだわるようになった新谷が対比になっているから、やはりプレイヤーとしては主人公の八神に感情移入しちゃうけど、新谷もあれはあれで最初は本当に八神のことも大切な後輩として見ていたんじゃないかな~って思ってます。八神が無罪を勝ち取ってからはちょっと関係がこじれちゃったけれど、それまでは良い先輩をやってたんだと思うんです……!

 だからまぁあの二人があんなに険悪だったのってマジで相性が悪かったんでしょうね……仕方ないことだったんだ……!

 っと、つい推しについて熱く語ってしまいました。


 ここまで四人のヒロインを紹介してきたが、あともう一人ヒロインがいます。

 それはもちろん八神隆之……!!!

 実は八神は多くのヒロインを侍らせるヒーローでありつつもヒロインでもあるんです。
 海籐さんと同じ……つまり八神をヒロインたらしめるのは海籐さん、そして杉浦もだ……!

 羽村のカシラに差し向けられたムービー銃から二度も八神を救っている……!

 そして考えてみてください。杉浦は元々義賊として活動していた窃盗団のリーダー、ジェスターだ。フォックス、クロウというコードネームの仲間がおり、クロウとジェスターは道を違えることになる……!

 そしてジェスターというのは道化師のことらしい。つまりジョーカーとも言えるということだ。心の怪盗団???
 そう、つまり杉浦は主人公なのだ。プロンプトでもあり主人公だったのだ……! そんな主人公に救われる八神はまごうことなきヒロイン。
 実際八神は海籐さん相手にもヒロイン力を発揮している。

 こんなに海籐さんに対してクソデカ感情をぶつける八神はもうヒロインでしょ。八神も海籐さんも共にヒーローでありつつヒロインでもある。
 こんなお得なカップリングが他にあるだろうか?

 ジャッジアイズをやっていると、己の関係性オタクの一面が疼いてくる
 八神隆之と多くの魅力的なヒロインの絡みを見ているとつい気持ちよくなってしまうのだ。



ジャッジアイズの沼の部分(寄り道編)


 さて、ここからは寄り道に関しての話をしていこうと思う。

 最初ジャッジアイズを始めた時、初めての如くシリーズだったのもあって正直ハマれるかどうかもわかりませんでした。だから最初は「ストーリーだけ追えればいいや!」と思ってたんです。
 しかし……気づいたらめちゃくちゃ寄り道しまくっていました。

 サブクエぶっ飛びすぎでしょ……! 
 メインストーリーがかなりシリアスでしんどい分、サブクエで楽しくなってもらおうという開発の配慮ってコト!? きっとそうだ、そうに違いない……あったけぇ開発だぜ

 どうやら龍が如くのサブクエもこんな感じって聞いたというか、むしろ龍が如くのほうがもっとぶっ飛んでるらしいけどマジなんですか? これ以上にぶっ飛んでるって何? ボーボボにでもなるんですか?


(まぁメインストーリーでも充分ふざけてるんですけどね…)


 他にも逃げ上手の若君みたいなことを言うやつもでてくるし、

 心の怪盗団にいそうな名前の窃盗団もいれば、

 肩書が多いどっかのプロデューサーみたいなジャラジャラもでてくる。

(全部こじつけです)
 配信で見ているとコメント欄に私と同じようなこと言ってる人がいたりして、勝手に同士を得たような気持ちになれて嬉しかったです!


 あとキムタクということでお約束の「ちょ、待てよ!」が定期的にぶっこまれてくるのがとてもイイ! 出てくる度に「いただきましたッ!」ってなってちょっと嬉しくなっちゃいませんか?
 チェイスのときなんてボイス付きで言ってくれるので最高です。

 にしてもこれ、ふと「これキムタクがやってるんだよな……」と思ってしまうとじわってしまう。



 あとこれもめちゃくちゃ驚いたんですけど、ミニゲームめちゃくちゃ多くない????

 さすがセガなだけあってか、UFOキャッチャーやら昔のセガのゲームっぽいのができる上に、カジノと花札のギャンブル要素だけでなく、麻雀に将棋にダーツもできる。
 いや盛りすぎでしょ! 普通こういう競技系って実装するとしても一種類じゃないですか? 作品一つに三種類も入れちゃうって思い切りが良すぎるでしょ……!

「お~麻雀あるんだ!ちょっとやってみようかな~」
「お、ダーツあるじゃん!!ペルソナ5にもあったしやっぱミニゲームの定番だよな~!」
「え……?将棋まであんの???何だこのゲーム……」

 さすがに困惑が勝ってくるぐらい凄すぎる。まぁオンライン対戦とかはさすがにできなかったですけど、初心者としてはNPC対戦でも充分満足でした。特に私は将棋をやったことなかったんですけど、彼女の”つむぎさん”が将棋得意らしいから、せっかくだしやってみるか~ってやってみたら意外と楽しめたし。
(でも花札のこいこいはルール読んでもよくわからないし意味不明で、こんなに面白いゲームならトロコンも目指しちゃおっかな~って思ってたのを打ち砕いてきたので絶対許しません)

初めての将棋でわけもわからずつむぎさんにボコボコにされている図


 こういうミニゲームの多さも龍が如くシリーズの伝統なのか……?
 まだ発表もされてもいないけど、もしペルソナ6が出るならこれぐらいミニゲームに力いれて欲しいな???? 

 ペルソナ5だとビリヤードはイベント見せるだけのものだったし、ちゃんとミニゲームとして遊べたのがダーツだけ(マイパレスは除く)だったから二、三種類はあると嬉しいですよね。
 雰囲気的にチェスとか合いそうだったし、そもそも棋士キャラの東郷一二三いたんだから将棋できたら良かったのに……!
 そういえばアトラスってセガの子会社だし、セガさんの力でどうかペルソナ6ではミニゲームにも力入れさせてくださいお願いします!!!


ジャッジアイズの沼の部分(世界観編)


 ジャッジアイズ(多分龍が如くも)はこういうミニゲームが多いことが神室町の世界観作りや、プレイヤーをこのゲームに没入させる要因になってて凄いですよね。
 こういうのってやらない人は全くやらないと思うし、無くていいって思う人もいると思うんです。でもこれってやるかどうかじゃなくて、あることが大事だと思うんですよね。

 例えばオンラインゲームのFF14ではバトルコンテンツだけでなく生活系のコンテンツにも力を入れられていて、それはもうひとつの人生というか……それこそ昨今ではメタバースとか言われてるけど、オンラインゲームらしくいろんな人がいていい空間作りにつながる大事なことなんですよね。

 ジャッジアイズは一人用のゲームなんですけど、舞台も内容も現実に沿ったものになっているじゃないですか。そして神室町というマップに最後までお世話になることになる。一つのマップをひたすら駆け回るゲームになるので、そうなるとやっぱり神室町に対する愛着が湧くかどうかがゲームの評価を左右しかねない大事な要素になる。 
 そういうとき世界観に合った大量のミニゲームみたいなのがあるっていうのが凄いなんかその……引き込まれる要因になるんですよね。

 ストーリー上で使う重要なマップだけを用意するとかじゃ駄目で、一見物語に深く関わりのないものこそが、神室町の空気感と世界観に没入できる雰囲気を産んでいて、それがあるからこそここまでプレイヤーもゲームに没入できて、私もまんまとその沼にハメられたわけだ。

 まとめると要はとにかくこのゲームは、プレイヤーがしっかり物語に入り込めるように空気感というのを凄い丁寧に作り込まれてて、それがゲーム全体の満足感に繋がってるんだな~ってことです!!

 ただ、元々神室町は龍が如くシリーズからずっとある舞台なので、シリーズファンの場合はまた違ったゲーム体験になるのかなと思います。
 なのでこれはジャッジアイズで神室町完全初見だった私としての感想となります!



気づいたら沼に沈みきっていた


 そうしてゲームをプレイしていると、最初はキムタクとして見ていた八神のことを、いつの間にかちゃんと八神隆之という一人のキャラクターとして見ていることに気づくんです。
 見た目がキムタクという部分に飲まれず、一人の人物として八神がそこに存在している……それこそがこのゲームに没入している証……!!

 お陰様で龍が如くシリーズ本編もやりたくなってきてしまいました。特に巷で”汚いペルソナ5”と呼ばれているらしい龍が如く7がめちゃくちゃ気になっています。FF15って呼ばれてたジャッジアイズがこんなに私に刺さったんだし龍が如く7も絶対刺さるでしょ! 


 というわけで最後に私のさおりんを貼って優勝して締めようと思います。

 オレのさおりんかわいすぎないか????
 髪は変えずにメガネも色が違うだけなので雰囲気自体はあまり変わらないが、だからこそ元の良さが消えずに引き立っている。これはもう優勝ですありがとうございました。

(星野くんを許すな)

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