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お母さんが怒るわけ。それは君にきちんとした習慣を見つけてほしいから

君が生まれてから、お母さんに何回叱られただろうね。

いっつもいっつも叱られるとイヤになっちゃうかな?

でもね、お母さんやお父さんが君を怒るとき、君が嫌いだから怒ってるんじゃないんだ。

君が悲しんでる顔なんて見たくないし、しょんぼりさせたくないから、僕たちも怒りたくて怒ってるんじゃないんだよ。

怒るのには理由があるから、今日はそのお話。


たとえば、お母さんからおもちゃを片付けなさい!って怒られたことあるよね。

なんでお母さんは怒ったんだろうか。

お母さんは叱って、君にどうしてほしかったんだろう?

その答えは、怒られた後、君がどうしたかで分かってくるかもしれない。


君はイヤイヤ片付けてくれたかもしれないね。

面倒だからそのままにしちゃったかな。

すぐに「はーい!」ってお返事して片付けてくれたかもしれない。


お母さんは「片付けなさい!」って怒ったとき、君にどうして欲しかったのかな?

すぐにお片付けしてくれたら、お母さんの機嫌がよくなるよね!

すぐにお片付けできる子になってほしいから、お母さんは怒っちゃったんだね。

なんでお母さんが怒ったか、その答えは君にすぐ片付けられる子になってほしいからだ。


でも、どうして、おもちゃのお片付けを、すぐやる子とイヤイヤやる子、言ってもやってくれない子って違いが生まれるんだろう?

なんですぐやる子とやらない子がいるのかな?

すぐやる子はね、生まれつきできるわけじゃなくって、「習慣」(しゅうかん)っていって、いつもしているから当たり前のようにできるんだ。

習慣ってどういうことか、考えてみよう。
たとえば、君は朝起きてすぐ、夜寝る前に歯を磨くよね。

歯磨きも、毎日毎日しているから、当たり前のようにできる習慣なんだよ。

歯磨きは、いつもやるもんだ、って思ってるよね?

だから君はお母さんに言われなくても、自然にできていると思うんだ。

自然にできる、というのが習慣というもの。

じゃあお片付けは習慣になってるかな?

お片付けも、遊んだおもちゃをすぐ片付ける習慣があれば、すぐお片付けできるし、片付ける習慣がなかったら、ポイってそのままにしちゃうんだよ。

ここまで聞いたら習慣って大事なことがわかるね。

じゃあここで君に考えてほしいことがある。

すぐお片付けができる習慣がある子と全然片付けない子、どっちとお友達になりたい?


そうだね、片付けてくれる子だよね。

しっかりしてそうだもんね。

じゃあ、君は片付ける子と片付けない子、どっちになりたい?

うん、片付ける子だよね!

お母さんがお片付けしなさい!って怒るのはね、君がお片付けをすぐにできる、しっかりした習慣のある子になってほしいからなんだよ。

歯磨きだって、お片付けだって、おはしの使い方だって、ぜーんぶ、お母さんが口うるさくいうのはね、君に良い習慣を身につけてほしいからなんだ。

だから覚えておいてほしいんだ。

君を怒るのは、君が嫌いだからじゃない。

君のことが大好きだから、君がお父さんやお母さんみたいな大人になっていくための、良い習慣ができるようになるために、怒ってるんだよ。


怒られてションボリするのは仕方ない。

だって怒られるのはイヤだもんね。

お父さんだってイヤだよ。

でも怒られたことを、なんで怒られたのかな、どうしたらよかったのかなって君がちゃんと考えられるようになったら。

君は怒られた分だけ、できることが増えていって、当たり前にできる習慣がたくさん身について、立派な大人になっていくからね。

怒られた時は、今日お話したことを思い出してね。

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