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最新 医療介護 週間ニュースランキング(4/9~4/15)

はじめに

医療介護データ研究所の まじめな所長 です。

先週Twitterでシェアしたニュースの中から、たくさん見られたものをランキングとして紹介します。

先週の振り返りにぜひ活用ください。

第5位 日看協、全看護師の処遇改善に向けて要望書提出 500imp


2022年2月から「看護職員の処遇改善」が始まっているが、対象が限定されている。すべての看護師について職務・職責に見合った報酬となるような賃金改善を行うべきである―。

https://gemmed.ghc-j.com/?p=47209

日本看護協会から上記のような提言がされたという記事でした。

岸田内閣の目玉政策として、2月から看護師と介護職の給与アップが行われていますが、看護職の給与アップは、大病院の看護職に限定されています。(介護職は、対象に制限がなく、幅広く給与アップの恩恵を受けられる形です。)

そのことに対する問題提起です。

看護師 = 給与が高い仕事 というイメージがありますが、実は、そうでもありません。

https://gemmed.ghc-j.com/?p=47209

20代の時には全産業平均を上回りますが、なかなか昇給しない為、30代を超えたあたりから、全産業平均を下回り始めます。

政府に対する、看護師の待遇の見直しの圧力が強まっています。

第4位 介護事業所、運営指導の確認項目リストが公開 562imp

介護事業所に対する「実地指導」は、4月から名称を「運営指導」に変更されました。コロナ禍で必ずしも”実地”するわけではなくなったことが背景にあります。

その点も踏まえて、運営指導マニュアルや確認項目リストも更新されました。

しっかりとチェックして、運営指導に備えましょう。

第3位 介護職の賃金実態調査報告書が公表 889imp

4月7日の介護給付費分科会では、介護職の賃金実態に関するデータが提出されました。

厚労省からは、令和3年度介護従事者処遇状況等調査結果(案)として、348ページものデータが公開されています。

また参加した日本労働組合総連合会の小林委員からは、介護職員の「2021年 賃金実態調査報告書 速報版」が公開されました。

厚労省会からの資料はページ数も多く、また、単調な資料なため読みにくさもありますが、小林委員から開示された「2021年 賃金実態調査報告書 速報版」は24ページと短く、ビジュアルも作りこまれているため、見やすいものになっています。

まずはカンタンに状況把握したいという方におすすめです。

第2位 介護医療院の特設サイトが公開 1,025imp

厚労省から介護医療院に関する特設サイトが公開されました。

介護医療院は、2018年の診療報酬・介護報酬同時改定のタイミングで創設され、少しずつ増えてきている施設です。

医療と介護の両面の性質を持ち、他の施設形態に比べて分かりにくさがあり、創設から4年経ちますが、まだ十分に理解されているとは言えません。

これから益々の普及に向けて情報発信が強化されます。

第1位 財務省、介護業界の小規模法人の多さを問題視 1,633imp

4月13日の財政審では、社会保障制度のあり方が議論されました。

様々なテーマで議論がなされましたが、その中の1つとして、介護業界の小規模法人の多さも問題として取り上げられました。

これから、人口減少による働き手不足が起きるとともに、高齢化率上昇による社会保障費負担の増大も起きます。

それらに向き合う為には、人材面でも、コスト面でも、効率的な介護サービスの提供が必要不可欠です。

効率化という視点においては、小規模事業所よりも、大規模事業者の方が有利となります。

財務省としては、より効率化をしていくために、大規模法人化を促していくべきと提言しています。

昨今、介護M&Aも活況になりつつありますが、益々加速していく可能性があります。

先週の注目クイズ 677imp

解答はこちら!

おわりに

今日は、「医療介護 週間ニュースRANKING(4/9~4/15)」を紹介しました!

いかがでしたでしょうか。

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