あたたかなやさしさは巡っていく。
前回のお話はこちらよりご覧いただけます。
心に余白が生まれると
見えていなかった・見落としていた世界が
まるで、霧が晴れた雨上がりのように
段々と鮮明に見えるようになります。
自身の実体験から
【病院・クリニック=心地良いといえない場所】
という認識でした。
なるべく、短時間に済ませたい。
できれば、行きたくない。
そんな場所。
しかし
実は、病院・クリニックという空間が
患者様の【憩いの場】になっているのではないか?と段々と感じるようになります。
なぜか。
まずは、患者様の服装です。
カフェや百貨店に向かうような
素敵なお召し物をご着用されてご来院される患者様が
数多くいらっしゃることに気付きます。
そして次に、患者様の表情。
お声がけを行い、診察室の扉までご案内させていただくと
凄く嬉しそうな笑顔で。
まるで音符マークが浮かんでいるような。
そんな雰囲気で、診察室に入っていかれるのです。
実際に、診察室では
医師の言葉に、喜びを表現してくださる方や
「すべて先生のおかげです。本当にありがとうございます。」と
感謝を伝えてくださり
ご退室をされるまでに
何十回と深くお辞儀をされる方もお目見えになりました。
その状況を目の当たりにし
私の中での【病院やクリニックの在り方】【医師の存在】の概念が大きく変化した瞬間でした
医師やスタッフの方々が
繋いできたもの
積み重ねてきたもの
誰よりもそのものと真剣に向き合い
時間と労力をかけたからこそ。
だからこその今がある。
身体面の不調は、数値やデータで目で見ることができます。
患者様が抱えている、心の苦しさや不安やストレスは目で見ることができません。
身体面の治療だけではなく
患者様の精神面まで寄り添った結果が
まさに、私が見た景色なのだと感じました。
必ず
あたたかなやさしさは巡っていく。
医療法人takk
糖尿病・甲状腺 上西内科
ito
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たいせつなお時間を割いていただき
お読みくださり、ありがとうございました☻
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