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留学準備へ。GMATってなんなんだ?

社内の海外留学制度に合格したのはよかったが、朝から夜遅くまでの残業もちろんの激務、上司からの午後11時からの飲みの誘いにも付き合い(いつも残業おつかれさま~、仕事おわった~?って寄ってくる)、その上で海外のビジネススクールにアプライするって、今考えても良くやってたわーと自分の若い時に感動する。

でもこれで、高校生の頃からの夢というか決めていたことというかが、現実になるんだーという感動もあって、興奮。アメリカに住める!それも身分は学生!今考えると、いきなり駐在じゃなくて、留学というのが良かったと思っている。駐在だと、結局アメリカでサラリーマン。朝から晩まで働いて、結果出さないと怒られて、っていう基本は東京にいる時と一緒。ローカル社員もいるけど、日本人の駐在が他にもいたりすると、日本人で固まって夜は飲みに行って、って何も変わらない。今後の自分のアメリカでのキャリアとか刺激とかって考える時間もない。でも、学生は違う。世界中のいろいろなところからやってきた人たちと一緒にビジネスを勉強する。みんな価値観が全然違うから、すごい議論になるけど、おもしろい。英語で議論は大変だけど、そんな問題じゃなく刺激的。コロンビア、台湾、韓国、カナダ、中国、マルタ、とかいろんな国の人と知り合って、議論して、遊びに行って、卒業後も仕事の相談ができるのはとても大きい。

で、ビジネススクールにアプライするのに必要なのはやはり英語の試験。今度はTOEFLとGMAT。Graduate Management Admission Test、通称GMATには最初から面食らった。Verbal(英語)、Math(数学)、AWA(ライティング)、Integrated Reasoning(総合推理)の4セクションからできている。数学は簡単な算数といってもいい問題なので、問題なかった。しかし、英語の方は超難解な読解問題だけでなく、論理的な思考ができるかどうかをテストする問題が多い。GMATはアメリカ人をはじめとする英語ネイティブの人たちが受ける試験なので、良く考えるとこれは英語力を試す試験ではないのだった。日本人が受けるとっても難しい国語の問題を英語で受けるイメージ。論理的思考なんて日本の学校で学んだことは全くなかったので、何を言っているのかさっぱり分からなかった。正直、最後までちゃんと理解することができなかった。本当はここでGMAT対策のことでも書けるといいのだが、私は落ちこぼれだったのでそれは無理。

そして考えるのが、どこの大学に行こうかということ。ハーバード、スタンフォード、ウォートン、エール、UCLAとか、かっちょええなあ。と思った。やっぱりトップ10だよなあ。と思った。よし。とアプリケーションの書類を調べ始めると、、、GMATの点数の足切りがあるじゃないか。とても到達できそうもない点数だ。やばい。どこもいけないかも。仕方ない。TOP20でもいいか。と思って調べるとやはり足切りがある学校がほとんどで行きたい学校は見つからない。

困った。他の会社で留学制度に受かった友達は、TOP10でないとダメと会社に言われているらしいが、彼らはTOP10に行けるだけのGMATの点数を取っているようだ。神様だ。途方に暮れた。

しばらく考えているうちに、ランキングもいろいろな見方があることに気付いた。総合ランキングだとあまり良くなくても、素晴らしい教授がいるとか、独自の優れたプログラムを持っているとか、得意な分野ではTOP10とか、そういうランキングもたくさん発表されていた。とにかく調べた。いろんな学校を全部調べた。アメリカだけでなく、カナダ、ヨーロッパも対象に入れてリサーチを開始したのだった。

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