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模造紙を使って、クライアントとの位置関係を変える方法

机に向かい合ってのヒアリングは、かなり「距離」が遠くて、関係を築きにくい。それよりも、壁に貼りだした模造紙を囲んで、言いたいことは全部ポストイットに書き出して、横並びの関係をつくろう。

今日は久しぶりに、webリニューアル初期の「課題出しブレーンストーミング」をやった。『問題だと感じていることや、やりたいことをなんでも書いて』という超簡単なお題なので、ワーク慣れしていない人でもスムーズに参加できる。最初15~20ぐらい「個人ワーク」の時間を取ってアイデアを書き出し、それを読み上げて貼り出す。あとは整理しながら、どんどん発言を拾って書き足していく。

雑多なアイデアが出てくる分、仕切る側の整理力・構造化力と、書かれた言葉を明確にしていくための質問力は求められる。川喜田二郎『発想法』を読んで、正しいKJ法の作法(特に、正しくボトムアップで見出しをつけ、関係性を示す手順)を勉強するといい。

そこそこ構造化がうまくいくと、チームの「共同作業」の成果として、達成感が生まれる。新たに始まったプロジェクトのチームは、こうした小さな共同作業の積み重ねで、関係性を作っていくのが有効だ。もちろん、ぽんと飲み会に行ってグッと距離を縮めるのも、確かに効く方法だ(決起集会をやるのは稀だけれど)。

使いやすい小道具の紹介は、年末書いたこのnoteに詳しい。良質な道具の助けを借りて、うまく「横並びの関係構築」にトライしてみてほしい。

ワークショップ備品の標準化で生産性アップ!|入谷 聡 (illy) @irritantis|note(ノート)https://note.mu/irritantis/n/nb43edeb42555

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