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頼れるフォトグラファーの共通点

腕のいいフォトグラファーに撮ってもらう写真は、本当に気持ちいい。受託のweb制作ではここぞという時にパートナーに入ってもらうが、頼れるフォトグラファーには共通点がある。

まずは、構成のセンス。欲しいイメージ、たとえば「医療系の研究っぽい風景」という程度の漠然とした要望と、撮影先の現場の状況から、即興で「こういう角度、構図はどうか」と提案してもらえると、本当にありがたい。それはカメラの性質や光の加減を感覚的に熟知したプロならではの視点だと思う。

そして、その構成を現実化するために、被写体に気持ちよく動いてもらうコミュニケーション力。頼む力。的確に、寄ってくださいとか、角度変えてくださいとか、目線こっちにとか、端的で明確な頼み方をする。自分はこの「お願いする」コミュニケーションがすごく苦手なので、これをスムーズにやっちゃう人は本当に尊敬する。

自分でカメラ講座を受けると、カメラの技術的機構とか、構図とかを覚えるのだけど、プロとの差はかなり多くある。明かりのコントロールとか、現像の技術とか、あと背景をしっかり片付けるみたいな細かいところも。インタビュー撮影では、ちょっとした笑顔をばっちり逃さないみたいなことも。その上で、写真家はコミュニケーション商売だなということを強く思っている。

今日も、京都の楠本涼さん @RyoKusumoto と一緒に現場を巡ってそんなことを思った。仕事を頼む側の自分は、はっきりと「欲しいもの」を伝えること、確認時に「OKかNGか」を明確に判断すること、そういった発注者責任を果たすことが大事だと思う。そこに集中する。

昨夏、会社でポートレートを撮ってくれた西田香織さんも、たった10分そこらの撮影時間で、「頼れるフォトグラファー」だってことがわかった。note仲間にも、絶対頼りになるであろうフォトグラファーさんがいる。これからもよいパートナーと一緒に、いい仕事を積み上げたい。

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