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【書評】小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本


小学生の子どもを持つ私が書店での平置きで気になった一冊です。AI、ネット、デジタルの世界では、やはり数学の基礎力が必須ですもんね。

この本は、小学生がたった1日で19×19までの掛け算を完璧に暗算できるようになるためのメソッドが紹介された書籍です。著者の伊東修氏は、現役の小学校教師であり、多くの子どもたちを指導してきた経験を生かし、この本を執筆しました。

本書は、小学生にとって非常にわかりやすく、かつ楽しく学べるように構成されています。第1章では、掛け算の基礎的なルールや公式をわかりやすく説明しています。第2章では、簡単な問題を使って、掛け算の練習方法を紹介しています。第3章では、具体的なメソッドを使って、19×19までの掛け算を暗算する技術を身につけることができます。

著者の伊東氏は、子どもたちが学びやすいように、ゲーム感覚で学ぶことができるような工夫をたくさんしています。例えば、掛け算の問題を早く解くことができるようになると、シールがもらえるという仕組みを導入しています。また、問題を解くためのヒントやコツもたくさん紹介されており、子どもたちは自分で考え、試行錯誤しながら学ぶことができます。

また、小学生が暗算力を鍛えるための有用なツールとなるだけでなく、親子で一緒に学ぶことができるような内容になっています。子どもたちが自分で問題を解くことで、自信をつけることができるという点も魅力的です。親子で一緒に学び、子どもたちが楽しみながら掛け算の暗算力を身につけることができる、素晴らしい教材と言えます。この本は、小学生の子どもを持つ20〜40代のパパやママにとっても、非常に役立つものとなるでしょう。

現代では、電卓やスマートフォンなどの便利なツールがあるため、暗算力を鍛える機会が減っています。しかし、暗算力は計算をするだけでなく、論理的思考力や頭の回転を速くするためにも非常に重要なスキルです。この本は、子どもたちが楽しみながら、暗算力を身につけることができるようになっています。また、親が子どもたちと一緒に学ぶことで、子どもたちの学習意欲を高めることもできるでしょう。

さらに、本書には、子どもたちが学びやすいように、図やイラストが豊富に使われています。また、文章も非常にわかりやすく、子どもたちが読んで理解することができるように配慮されています。そのため、小学生だけでなく、親自身が掛け算の理解を深めることもできるでしょう。

そして、この本の最大の魅力は、小学生が1日で19×19までの掛け算を完璧に暗算できるようになるという点にあると思います。子どもたちにとって、暗算力を身につけることは、自信をつけることにもつながります。さらに、小学生のうちに暗算力を身につけることで、高校や大学での数学の勉強にも非常に役立つことが期待できます。

ただし、あくまで19×19までの掛け算を暗算することを目的としたものであり、他の数学の分野については触れられていません。また、子どもたちが短期間で完璧に暗算できるようになるためには、継続的な練習が必要です。そのため、子どもたちが継続的に取り組めるような環境を整えることが別で重要です。

総合的に見ると、『小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本』は、小学生が暗算力を身につけるための非常に有用な教材となるでしょう。親子で一緒に学ぶことで、子どもたちの自信や学習意欲を高めることができます。


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