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いろうたの小説「あっとほーむ~幸せに続く道~」第一部~第四部

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2022年10月連載開始の小説「あっとほーむ~幸せに続く道~」第一部~第四部をまとめたマガジンです。 第一部~第二部: 友人公認とは言え、彼らの娘との結婚に「イエス」というべき…
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#家族

【一気読み・長編小説】「あっとほーむ ~幸せに続く道~」第三部

こちらは「あっとほーむ~幸せに続く道~」第三部(全12話)を通しで読めるようにまとめた記事…

【短編小説】番外編「あっとほーむ~幸せに続く道~」~とある夫婦のこれから~

※こちらは、第三部「あっとほーむ~幸せに続く道~」第十話の続きに当たる番外編です。第十話…

【連載小説】第三部 #7「あっとほーむ ~幸せに続く道~」生と死の狭間で

前回のお話(#6)はこちら <悠斗> 七 季節は巡り、今年も残すところわずかとなった。  …

【連載小説】第三部 #6「あっとほーむ ~幸せに続く道~」我が家での穏やかな夫婦生…

前回のお話(#5)はこちら <翼> 六  同居を始めて一年半もの間、鈴宮としか書かれていな…

【連載小説】第三部 #5「あっとほーむ ~幸せに続く道~」見える世界、見えない世界

前回のお話(#4)はこちら 一言メモ:めぐの職場である「ワライバ」とは? 喫茶店兼「誰も…

【連載小説】第三部 #4「あっとほーむ ~幸せに続く道~」別れ

前回のお話(#3)はこちら <悠斗> 四  雲一つない快晴。「いい花見日和になりそうだ」と…

【連載小説】第三部 #2「あっとほーむ ~幸せに続く道~」ふたつの卒業

前回のお話(#1)はこちら <めぐ> 二  翼くんと結婚してもわたしの暮らしは変わらない。卒業までは高校にも通うし、朝は相変わらず悠くんがバイクで送ってくれる。しいて挙げるとするなら、住所が変わったことくらいだろうか。  クラスメイトが必死になって受験勉強に励む中、わたしは比較的のんびりと残りの学校生活を送っている。というのも、卒業後は進学しないと決めたからだ。その代わり、いま働いている喫茶店「ワライバ」で引き続き雇ってもらう予定になっている。翼くんが社会勉強は必要だと

【連載小説】第三部 #1「あっとほーむ ~幸せに続く道~」本当の家族

「あっとほーむ ~幸せに続く道~」第三部、スタートです。 ※↓初めて読む方向けに、人物紹…

【一気読み・長編小説】 「あっとほーむ ~幸せに続く道~」第一部・第二部

これまで投稿した「あっとほーむ~幸せに続く道~」の第一部・第二部を再編したものです。大幅…

【連載小説】第二部 #9「あっとほーむ ~幸せに続く道~」それぞれの想い、重なる

前回のお話(#8)はこちら <悠斗> 九  結局、当初の予定より二日遅れで家路についた。…

【連載小説】第二部 #7.5「あっとほーむ ~幸せに続く道~」その先へ…

今回は、第七話の続きではありますが、番外編ということで、 サブキャラの「かおり」が語りま…

【連載小説】第二部 #2「あっとほーむ ~幸せに続く道~」三人暮らしのはじまり

前回のお話(#1)はこちら <悠斗> 二  一度は保留になった三人暮らし。だけどあの時と…

【第一部・完結】「あっとほーむ ~幸せに続く道~」

第一部が完結したので、通しで読めるようまとめました。連載中の作品を見直し、加筆修正してい…

【連載小説】#16「あっとほーむ ~幸せに続く道~」父との和解

前回のお話(#15)はこちら 十六  いよいよ春の足音が聞こえてきた頃、野上家の花壇が完成した。あの殺風景だった物置き場が嘘みたいだ。庭が整備されたことで、野上家は以前にも増して明るい場所になったと感じている。  めぐちゃんが熱望していたバラは、二月のうちに小さな苗木を植えた。シーズンではないので枝の状態だが、代わりに今は早春咲きの花――あらかじめ植木鉢に植えておいたチューリップやアネモネ、ムスカリやスイセンなど――が元気に咲いている。  ちなみに選者はめぐちゃん。あ