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いきているからこそ

僕は過去3度ひどいうつ状態を経験した。

うつ病と表現しなかったのはこのうつ状態が自分の持っている特性に基づくものだから。
医師からは発達障害、そう診断されている。

1度目は大学1年のとき、不慣れな一人暮らしを送っていた冬。
腹痛が止まらなくなり、実家に戻らざるを得なくなった。
その時の診断はうつ状態。
なかなか改善せずそこから9年近くずっと服薬している。
安定期はもちろんあって、バイトもした。

バイトとしてメディアに関わるようになった。
けどなんだかうまくいかない。
コミュニケーションが取れない 空気が読めないと言われ
よくわからないまま怒られ
またうつがやってきた。

うつに隠された真実

自分のことを知るために調べてたどり着いたのは
発達障害じゃないか? という結論。
専門医を受診、ADHDの診断を受けた。
発達障害の人はうつ状態になりやすいらしい。
約3年、うつ病だと思っていたものの正体がここでわかった。

観光系のバイトをほそぼそ続け、別のメディアと関わった。
そこでの出会いは今も生きているのだけどそれはまた別の話。

バイトしていた観光系の職場でフルタイムの就職をした。
楽しい日々だったが、今度は体が悲鳴を上げた。
半身がまひのようになって動かなくなった。
自分を恨んだ。 こんなならいなくなってしまえ。

光明探し

もうできること、ほんとにないのか?
自問自答した。
業務量調整すればいけるはず。でもそんな会社はあるか?
そこから、障害を明かして就職を探すことを決めた。
No Attack No Chance…

障害者雇用の法定算定に精神障害が加わったのは最近のこと。
正直まだ取りにくいと思われているのが現状だと思う。
合同説明会で地元企業の事務職の枠に申し込んだ。
たまたま聞いた倍率は12倍。終わったなと思った。

面接を受けた。
品のいい感じの人事部長がガンガン質問をぶつけてくる。
不思議と全部答えられた。自問自答無駄じゃなかった。
業務量も週30時間にしてくれと、明確にした。

2週間後。採用の通知が来た。まさかの合格である。

もう一つまさかが起きた。


6時間×週5勤務。要望が通っていた。
その上配属先は人事部、しかも採用担当。
ガンガン聞いてきた人事部長の直下で仕事をすることになった。

そこからはぼかしてしか書けないのだけど。
2018年末。
発達障害、大学中退元フリーターの採用担当(事務)爆誕である。

まだ日は浅いが、ここから本当の自分が始まるのではないか。
そう感じている。

応援してくださる方お待ちしております。