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[Iroribi×SS伊豆]サッカーデータ分析

SS伊豆のコーチであり、Iroribiのメンバーでもある伊藤壮です。
今回は昨シーズンのデータをつかって現在のSS伊豆を分析してみた取り組みを紹介します。

SS伊豆とIroribiの活動については前回のnoteから


【分析の目的】

まず分析の目的について説明していきます。
目的としては、分析を通して昨シーズンのデータから自分たちの課題を抽出したり
スコアの観点から自分たちのサッカーが展開できていたのかを知ることです。

SS伊豆が目指す、自分たちのサッカーというのは
どこからでも得点を狙うというサッカーです

【データ内容】

使ったデータについて説明していきます。
基本は昨シーズンの試合データを中心に集めました。
試合スコアから、得点数・失点数のほかに、勝利数・引き分け数・敗北数などの基本情報。
それから、得点者・ポジションの個人の情報や、対戦相手の情報も集計しました。

【可視化方法】

今回はTableauを使って可視化を行いました。
Tableauとは集めたデータを簡単にいろいろな切り口でのグラフを作ったりできるソフトになります。
このTableauがあることで集まったデータをいろいろな角度から短時間でグラフに可視化できるようになるので、分析の時間はもちろん、選手たちにアウトプットを行う資料作成も簡単に行うことができるようになりました。

実際作ったダッシュボード


【分析内容・結果】

昨シーズンの基本データからの振り返り

昨シーズンの公式戦データをまとめてみました。

試合数16試合・得点46点・失点17点 
データを見ると、平均得点は2.7点と3点近く得点を取れています。

このデータからもわかるように1試合当たりの得点は多く取れていることも確認できました。
この結果をさらに深堀するためにさらに2つのことを分析しました。

1つ目 自分達のサッカーができていたのか

得点者と得点数を、ポジション別に可視化してみました。
FWの選手の得点だけでなく、MF・DFの選手の得点も確認してみます。
得点数はFWが一番多いですが、それに負けないぐらいMFの得点数も多いことが分かりました。
どこからでも得点を狙う、サッカーはできていたのではないかと思います。

来年度やるカテゴリーの相手に対しての成績

次に、去年対戦した自分達より上のカテゴリーのチームとの対戦成績をまとめてみました。

分かったのは、公式戦得点平均と比べて得点平均1.2点と、シーズン半分以下になっていることです。
この結果から、今年から戦っている地域カテゴリーで得点を多く入れられるチームに成長していかないといけないこともわかりました。


【この分析を通して】

この分析した結果から、シュート練習を増やしています。

もう一度原点に戻って、誰もがどのエリアからでもシュートを狙っていくところに磨きをかけていきたかったからです。

しかし開幕ゲームではまさかの0点
これはチームにとっては最悪の試合となってしまいました。

しかしそれでもこだわり続けた結果、2節目1点先制はされてしまいましたが、その後2得点を奪うことができました。
全員のゴールへの執念が生んだゴールです。

もちろんこれでやってきたことができているとは満足できません
さらにゴールを量産して、東海2部リーグではチーム総得点トップを目指します。
応援している人が楽しんでもらえるようなサッカーをやっていきたいです。

今までのサッカーの分析といえば、映像を見て「ここをこうしていきたい」というような方法が中心でした。

今回数値を使った分析をツールを使って行うことによって、今まであまり行われなかった具体的な数字を使った分析を行うことや、簡単にグラフに可視化することができるのでより客観的な分析を短時間で行うことができました。
今後も課題がより明確になる分析を行っていければと思います。

最後に、1年で東海リーグ1部昇格目指して戦っていきましょう!

今後とも応援よろしくお願い致します!

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