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瀬戸内ほっこり時間:13回「奇跡のレモンカードを味わう」

自家製のレモンカードについて、紹介しよう。これを一口含むと、豊かな時間を感じるだろう。

レモンカードとは、ジャムやクリームのようにとろとろな味わいだ。

口当たりで、ジャムのような甘味とレモンの香りが爽やかなイギリス生まれのおやつのことだ。レモンと玉子と砂糖とバターでつくるシンプルなスイーツ。

レモンの皮も使い、強い酸味が生まれる。添加物を一切使っていないので、無農薬レモンを使っている。いつもレモンは、呉産である。この前は、無人島のレモンにも挑戦して美味しかった。実際につくるのは嫁さんだが。

呉市に通ううちに、地元の農家さんや農家とのつながりがある方とも知り合い、市場に出ないB級品を購入できるようになった。もっともB級品といっても、外見がやや悪いだけで、味はまったく同じである。

実は、レモン以外に、ミカンも激ウマの商品を割安に購入できる。都内の百貨店で売られる高級ミカンで、これまた市場に出ないB級品があり、農家さんから直接購入で割安に手に入る。

このように、地方には、隠れた食材が眠っているのだ。そこに寄り添った取り組みの一環である。

すでに、広島県では、瀬戸内レモンというブランドで盛り上がりつつあるが、こっちの呉のレモンは、さしずめ「クレモン」というところか。

ところで、このレモンカードは、うちでの製造は無添加のため、日持ちがせず、要冷蔵となる。めんどうな商品のためか、無添加は大手が手を出さない。個人だからこそのシンプルな味わい、まさに奇跡の味だ。

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