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瀬戸内ほっこり時間:8回「平清盛の伝説をイメージしながら瀬戸をのぞむ」

歴史に思いをはせながら、想像を膨らませる。それも豊かな時間をつむぐ行為だ。

実は、音戸という場所は平清盛との縁がある。

その狭い海峡がその理由だ。音戸の瀬戸と言えば、ピーンとくる人もいるかもしれない。なんたって、場所によって80メートルほどの海峡は、隅田川と同じぐらいだ。実は、本土とつながっていたという説があり、それを開削したというのが、平清盛だという伝説。厳島神社方面に船で抜けるのに近道になるということらしいが、真偽のほどは、今もって不明とのこと。

もっとも呉では、事実だという側にたっているのだが…。

ある歴史研究者は、当時の土木技術も、かなりの力があったとみている。一方、ある地質学者は、ここの海流が早すぎるので、無理ではないかと。

平清盛像を、音戸第1大橋のすぐ脇、うず潮会館でおがめる。伝説では、開削が完成の日時を過ぎてしまいそうになったので、扇で日招きして、太陽を戻したという。そのポーズである。

やっぱ伝説の通りのほうが、夢があるなー、と思うのだった・・・。ちなみに、音戸イロリバHOUSEからは、徒歩数分である。

ちなみに、この二つの音戸大橋は、やはり平清盛にゆかりがある。それは、この朱色は厳島神社の赤い鳥居からきているそうだ。真っ赤な橋は、日本ではありそうで、あまり多くない。

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