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なぜヒトはコミュニケーションを必要とする進化をしたのか

【引用・参考:「人間らしさの進化と発達」遠藤利彦】


狩りをするために知性の進化。

150人位の集団生活が地球上において最も適応とされており、群れで一緒に行動することによって、はるかに効率的な安全保障の方法であった。誰かと一緒にいて、協力し、守り守られる社会性。

その社会に適応する子供の生育環境を築き、繁栄のためコミュニケーション能力が必要。

ヒトには大人に子供っぽさを残すことで攻撃性や警戒性を弱める、人との関係性を築きやすい性質もある。
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遺伝子に人と交わりたいという欲望が組み込まれている、と表現されている方もいます。 また、Wikipediaから引用させていただくと

【Wikipedia「ダンバー数」より】

ダンバー数は、1990年代に、イギリスの人類学者であるロビン・ダンバーによって初めて提案された。彼は、霊長類の脳の大きさと平均的な群れの大きさとの間に相関関係を見出した。ダンバーは、平均的な人間の脳の大きさを計算し、霊長類の結果から推定する事によって、人間が円滑に安定して維持できる関係は150人程度であると提案した。

ダンバー数は、人類学や進化心理学や統計学や企業経営の分野でも研究の対象になっている。例えば、ソーシャルソフトウェアの開発者も、プログラムが処理すべきソーシャルネットワークの大きさを知る必要があるため、ダンバー数に注目している。また、現代の軍隊でも、部隊の団結や士気の維持向上に関する方策の裏付けあるいは反駁のために、軍の心理学者達はそのようなデータを集めている。

【Wikipedia「宗教の起源」より】

愛情と絆、協力と相互援助、共感と感情移入、直接および間接的な互恵関係、利他主義と互恵的利他主義、対立の解消と仲裁、欺瞞と欺瞞の認識、共同体の概念を持ち、他者が自分をどう思うかを気にかけ、共同体の社会的ルールの反応を認識する。
ドゥ・ヴァールは、全ての社会的動物は価値ある集団生活のために自己の振る舞いを抑制するか変えなければならなかったと主張する。原始的な道徳感情は、個体の自己本位主義を抑制し、より協力的な集団を構築する方法として霊長類の社会で進化した。

心理学者マット・J・ロッサーノは宗教が道徳から派生し、個人の行動の社会的監視を代行する超自然的存在を含むまで拡張されたと主張する。絶えず監視する祖先、精霊、神を社会領域に含むことで、利己性を抑制し、より協力的な集団を構築する効果的な戦略を発見した。彼は宗教の適応的価値は集団の成功にあったと考えている。
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インターネット関係における検索を行ってみると、例えば ハングアウトの参加可能人数が150人、Hangouts Meetの Businessが150 人という設定になっていました。しかしながら、150人という人数ばかり設定している印象は受けませんでした。

個人的には小規模デモの人数が150人と表記されていることが多く感じます。他にも仮説の裏付けとなる証言者の人数や事象の網羅としてもこの人数が用いられる印象があります。変革期を迎えダンバー数に代わる数が出てくるのか、定義上カウントされなくなってくるのでしょうか。

あらゆる非接触が推奨され、徐々に脳がインターフェースになっていく時代。仮想環境での社会・経済活動において社会脳と呼ばれる  大脳新皮質も適応していくのでしょう。即応性の良い創発を招いて欲しいものです。



人生をかけて行うことは変化することもあります。誉められた人生ではないですがズルい生き方はしません。繋がりから幸せを☆