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ハンブレッターズが今日も一人ぼっちの朝を、帰り道を救ってくれる。

大学生の佐伯さん

2020年2月19日、ハンブレッターズというバンドがメジャーデビューを果たした。

ハンブレッターズは2009年に大阪で結成し、今は3人組で活動するロックバンドだ。

彼らの最大の魅力は、どこか漂う垢抜けない感じにある。「スクールカーストの最底辺」だったという彼らの音楽は、いつも優しい。

特に陰キャラと言われる学生たちの心を癒やし、そのままの自分でも良いんだと言う安心感を与え、さらに前に進む勇気までくれる。それがハンブレッターズの凄いところなのだ。
もちろんどんなキャラも、どんな世代の方の心も優しく包み込んでくれる。青春時代の甘酸っぱい気持ちを思い出させてくれるだろう。

一人で学校から帰る途中、ハンブレッターズの曲を聴けば、なんだか特別な気分になれる。ワクワクしてどこか違うところへ行けるような、そんな感覚になれるのが、彼らの音楽なのだ。

↑とりあえず聞いてみてほしい一曲①
ハンブレッターズ／DAY DREAM BEAT

私も、彼らの10年以上の歴史をすべて知っている訳ではない。でも、このメジャーデビューというタイミングに好きでいられて本当に良かったと思う。

この3年間ものすごいキラキラ青春系高校に通っていた私は、クラスや友達に馴染めず友達と一緒に下校するのが苦痛だった時期もあった。
一人裏道から駅に向かう細い路地で、この曲を聞くとワクワクしてくる。なんだか、何でも出来る気になれてしまうんだ。

ボーカルのムツムロアキラさんは、多分そんな冴えない私達のことを分かってくれてるんだと、勝手にそう思っている。

陰キャ、陽キャと区別されるのも、おかしな世界だ。

でも、大人数でワイワイ過ごしたり、遠くへ行ったりするのももちろん楽しいけど、やっぱり一人も意外と楽しいぜって。胸張って生きてこうって、ムツムロさんは教えてくれる。

↑とりあえず聞いてほしい一曲②
ハンブレッターズ／逃避行

明日は高校の卒業式。
3年間、一人ぼっちの登下校を救ってくれたハンブレッターズには感謝しかない。

これからはもっとビッグになって、世界中の冴えない人々を救ってくれますように。
そして、これを読んでくださっているあなたがこれからもたくさんいい音楽と出会えますように。

月曜日。頑張ろう。

おわり

2020.03.09　鴨戸はる🦆

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