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初給料もらったら親のすごさに気づいた話


先日、人生初めてアルバイトのお給料をもらった。

高校の部活では、どれだけ本気で校内を掃除しても感謝もされなかったのに、バイトでは掃除をしたら1時間に1000円ももらえるのは不思議である。

お客さんに「いつもありがとうね。」と言われるのもとても不思議だ。(部活ではやるのが普通だったし)

不思議なことだらけなこの感覚は、一ヶ月やってみても慣れないけど、分かったこともある。

例えば、どれだけお客さんに怒られたりしても、
時々そんな「ありがとう」という言葉をかけてもらえるだけで、頑張ろうと思える、って事とか。

そんなこんなで手にした83000円と、
大学生になる時のために貯めていた40000円。


何に使おう。
やっぱり自分が83時間働いたお金は余計大事だ。
色々と欲しいものを考える中で、気づいた事が2つある。 

と言っても、
大人の人からしてみれば、当たり前じゃん。て事だと思うが。

まず、学校に通うにはお金がかかるということ。

私は、親との約束で学校までの定期券、そして自分で使うもの(日用品、家での食費以外)は自分で払うことになっている。
定期券が1ヶ月1万円くらいなので、今まではそんなの余裕だろ、と思っていた。

でも違った。
教科書や辞書、パソコンなど授業に必要なものが多すぎる。しかも一つ一つが高い。。

さらに、私は全く服を持っていない。
高校では部活漬けだったので、メイク道具もろくに持っていない。そもそも出来ない。

何から手を付けたら良いんだ、、
(この後、服屋に行ったのに何を買ったらいいか分からないと言う死活問題に直面するのだが、それはまた別のお話…)

今はまだ頭がこんがらがっている段階なんだけれど、とりあえず生きていくって事はお金がかかるって言うことだって分かった。

そして、親ってすごい。ってこと。

私は、高校時代毎月5000円のお小遣いをもらっていた。

3年間で、5000×36ヶ月=18万円。

お母さんのバイト180時間分だ。恐ろしい。

今までそんな事も知らずに、ご飯食べに行くからお金を下さい、なんて散々言ってきた。バカヤロー。

そんな事言ったら、今までどれだけ迷惑をかけてきたんだ、、何千、何万時間分だ、、

もうこれは親に感謝しかない。
これからどうやって返していこうかな。

それはまた先の話か。

おわりに

自分で働いてお金をもらってみると、やっぱり自分のお金は大事だ。大切に使っていきたいという気持ちが初めて芽生えた気がする。

私は、親に愛情と一緒に、たくさんのお金をかけてもらって育ってきた。
ほんとに感謝しかないなと思った。

そして、もう一つ。
大人になってもこの純粋な感謝の気持ちを忘れずにいたい。
私が将来、ライターになっていたとしたら、この文章を読み返して下手な文だな、と思うだろう。
だって下手だもん。
そんな時が来たとして、その時もし自分に子供がいるならば、自分がかけてもらったのと同じように愛情を、お金をかけてあげて育ててあげてほしいと言いたい。



きっといつかその子供も、私のように親のすごさや優しさに気付くときが来るだろうから。

2020.3.5 鴨戸はる

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