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うつ病の父から学んだメンタルコントロール術〜人との会話編〜

この記事でも前回に引き続き、メンタルケアについて話していこうと思う。

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あなたはメンタルが落ちている時にどんな行動をするだろうか

きっと気分を転換するために好きな音楽を聴いたり、趣味に没頭したりなどをすることを考えるのではないだろうか。

当時の僕はたくさんの気分解消法の中から「人と話す」ことを選んだ。

「人と話す」ことは一見気分を解消する最適解のように思われるかもしれないが、使い方を間違えるとさらに心に深い傷を負うことになるのだ。

このことがいまいちピンときていない方も少なくないだろう。僕もそうだった。

当時の僕は未だかつて精神的な限界を経験したことがなかったため困惑していた。

悩んだ末に「一人で解決しようとするからダメなんだ」と思った僕はすぐに友達に電話をかけた。

サークルで飲まされすぎて記憶を飛ばした話や意中の相手との進捗についてやバイト先で理不尽にキレられた話をしてくれて僕はその時間を楽しんだ。

そうして電話を切り、我にかえるとひどく心が痛んでることに気がついた。

どうして。

すごく楽しかったのになんでこんなにも「孤独」を感じているのか。

今の僕なら分かる。僕は友達の話を聞くことで自分と相手とのギャップを自覚させられていたのだ。

この経験から言えることは 人は人、自分は自分と割り切れない内は「人と話す」という解消法には気をつけないといけない ということだ。

人と比べてしまい自己嫌悪に陥るのが「人と話す」ことの弊害であることがわかった。

しかし、「人と話す」ことは使い方にさえ気を付ければ良いように作用することが多い。

僕は辛いことがあったり、受験前や試合前など緊張している時は、おばあちゃんと二人で話をしたりする。おばあちゃんは必ず僕の話を黙って聴いてくれて、たまに「うんうん」と頷いてくれる。それが本当に自分の気持ちを楽にすることを知ってるからだ。

個人的な意見ではあるが、人が何か相談する時にほとんどの場合は自分の中で答えが出ていて、相手の反応を見ることで自分の答えに確信を持つことが多いと思う。

だからもし周りの人が落ち込んでいたりしたら、黙って横に座ってあげて欲しい。それだけのことがどんな言葉をかけるよりも心強いことを僕は知ってる。


最後に、父に教えてもらった大好きなことわざを共有したいと思う。

人間万事塞翁が馬 (じんかんばんじさいおうがうま)

このことわざは、人生における幸不幸は予測しがたいということ。嬉しい時には自己を律して、悲しい時には必ず幸せが訪れると信じることで、感情に振り回されない人生を送ることができる。






















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