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ランディングページ長い方が良いか?短い方が良いか?

打ち上げ花火下から見るか?横から見るか?みたいなタイトルですが・・・

それはともかく、「LP(ランディングページ)は長い方が良いんですか?」という質問をちょくちょく受けます。

確かにLPって縦にかなり長いものも多いですよね。

LP全体もそうですし、ヘッダー部分のコピー(ヘッドコピー)も同様に長い方が良いのか?短いほうが良いのか?と聞かれることも多いです。


結論としては「面白ければどちらでも良い」ということになります。

「面白い」というのは単純にお笑い的な面白さや物語的な面白さだけを指しているわけではなく、「興味を引けている」とか「関心を引けている」という意味も含みます。

そもそも長いLPはどうして長いのかと言うと、無駄に長くしているわけではなく「必要なことを書いていった結果長くなった」という言い方が正確です。

必要なことを全て伝えた結果、短く済むのであればそれに越したことはないのです。

「長い」「短い」というのは結果的にそうなった、というだけの話なんですね。ヘッドコピーに関しても同じです。


ただLPは、広告などから初めてそのページにアクセスしてきたような「はじめまして」の人に対しても、

そのページ一つで商品の内容やベネフィット(≒メリット)、他の競合商品と比較した時の優位性、お客様の声、価格について、などなど様々なことを伝えた上で、

購入などのアクションを起こしてもらう必要があります。

LP1ページではじめましてからクロージングまで完了しなければいけないわけです。

必然的にどうしても伝えなければいけないことが増えるので、結果として長くなりがちなんですね。


なので「はじめまして」の人ではなく、既存顧客とか、既に信頼関係を築けている人に対してはLPもそこまで長くならないケースも多々あります。

例えば、すごく尊敬していたり信頼していたり一目置いているような方から「これ、オススメですよ」と一言言われれば、なにはともあれ購入する、というようなことはあるでしょう。私も実際そういうことはよくあります。

しかし同じ商品であっても全然知らない人から、ただ「これ、オススメですよ」と言われても、内容やどんな風に自分に役立つのか?などを説明されて納得した上でなければ購入までには至らないでしょう。

LPも同じで「はじめまして」の人なのか、既に信頼関係を築けている人なのか、ターゲットによって伝えなければいけない内容は変わってきますし、

基本的にははじめましての方相手の方が伝えなければいけない内容は多くなります。

また相手との関係値以外にも、商品価格や商材の内容によっても伝えなければいけないことの量は変わってきます。


時々「長くすればするほど売れやすくなるんですよね?」という人もいますが、それは完全に間違いです。

以前の記事でも書いたのですが、意味の無い文章をただ並べて長くしたからと言っても成約率が高まったりはしません。

むしろ反応は落ちるでしょう。

無駄なことは削っていっても必要なことを伝えようと思うとあのくらいの長さになるのです。


また「あんまり長いと読んでくれないんじゃないか?」ということを心配される方もいます。

しかしそれも誤りです。

商品価格にもよりますが、高額になればなるほど購入を真剣に悩んでいる方は様々な情報を欲するものです。

「私に合うだろうか?」
「買って後悔しないだろうか?」
「既に購入している人の感想はどうなんだろう?」
「他の商品とこっちとどちらが良いだろうか?」
「いますぐ買う必要はあるだろうか?」

などなど。

なので、真剣に購入を悩んでいる方にとって、情報は多くても多すぎということはないのです。

むしろ、自分がその商品を購入するにあたって知りたいこと、疑問に思っていることについての情報がページに書かれていない方が良くないです。

疑問や不安が残ったままでは購入をためらう可能性が高くなるのは当然でしょう。


それにLPに関しては、読む人は頭からお尻まで一言一句読み飛ばさずに読むような読み方は基本しません。

ざっとスクロールしながら自分に必要そうなところだけを拾って読んでいくような読み方をする方がほとんどです。

なので例え長かったとしても、自分にとって不必要なところは読み飛ばすだけなので「長くて読んでくれないんじゃないか?」ということを心配する必要はないのです。


そもそもですが「長いから読まない」という認識がまず間違っています。

一般的な小説などの文庫本では一冊約8万文字〜18万文字程度文字数があるようです。しかしLPの文字数はせいぜい数千文字から1万文字くらいのものです。

LPよりも何倍〜何十倍も文字数が多いのに、小説は喜んで読む人がたくさんいます。

なぜでしょうか?

それは「面白いから」です。

人は面白いと思えば文字数関係なく読むのです。

なので冒頭で長さに関しては「面白ければどちらでも良い」という風に言ったわけですね。

※繰り返しですが「面白い」というのはお笑いとか物語的な面白さだけではなく、「興味を引けている」とか「関心を引けている」という意味も含みます。


なのでLPの長さに関してはあまり気にせず、「きちんと必要なことをターゲットに届けられているだろうか?」という部分に意識を向けて書くのが良いんじゃないかなと考えています。

少しでも参考になりましたら幸いです。


以前書いた記事はこちら↓



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