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売り込みはどんどん受けろ

ほとんどの人は「売り込み」「営業」「セールス」を受けるのは嫌ですよね。営業に限らず、私も含めた日本人はお金の話をすること自体になんとなく抵抗感がある人が多いと思います。

ただビジネス的に言うと売り込みを受けることは非常に勉強になることが多いです。

「セールス」「営業」にも様々な技術・テクニックがあり、本などで学ぶこともできるんですが、それ以上に自分が実際に営業・売り込みを受けることの方が勉強になると思っています。


上手な営業の人だと、特に買う気もなかったのに話を聞いてるうちに無性に欲しくなってしまって心がグワングワン揺れているような感覚になることもありますがそんな体験ができれば儲けものです。

しかし、もちろんただ営業・売り込みを受けた「だけ」では意味がありません。

上手な営業を受けた後

「なぜ最初は買う気がなかったのに欲しくなってしまったのか?」
「自分は相手のどういう部分を見て『この人は信用できる』『この人からなら商品を買っても良い』と判断したのか?」


などなど、自分の心の動きを詳細に分析していく必要があります。


また下手な営業の人の売り込みを受けるのもそれはそれで勉強になります。

「なぜ自分は相手のことを信用出来ないと思ったのか?」
「なぜ相手のセールストークを聞いても欲しくならなかったのか?」
「逆にどうすれば自分は欲しいと思っていただろうか?」

などなど、今度は反面教師として自分の糧にすることができます。


そして上手な営業の人を分析した中で「使える」と思ったものは自分が営業をする時にも積極的に使っていき、

下手な営業の人を分析する中で「これはやっちゃダメだな」と感じたものは自分もやらないように気をつけることで、営業のスキルが上がっていきます。

本などはその分析をするための補足として使っていくのが効率的かなと思います。

「あ、あの時これを言われて欲しくなってしまったのはこのテクニックを使っていたのかな?」というような感じです。

その方がただ単に本で学習するだけよりも身につくスピードが断然早いと思いますし、実践的です。もちろん細かい言い回しなども、良いなと思うものがあればメモしておいて自分のセールストークにも積極的に取り入れていけば良いと思います。


「学ぶは真似ぶ」という言葉もありますが、なんのジャンルでも素早く上達するためには他の人の事例をよく見て分析を行い、「良い部分」「悪い部分」をそれぞれ自分の中に取り入れていくというのが定石です。(悪い部分はもちろん反面教師として)

また、たくさん売り込みを受けることで感覚的にも「良い営業」「悪い営業」というのがなんとなく自分の中で見えてくると思います。

どうしたってなんでもまずは数稽古が必要です。

また今回はリアルでの営業を想定して書きましたが、ネットでもこれは同じです。やはり販売用のLP(セールスレター)をたくさん見て、分析していくことは絶対に必要だと考えています。


以前も記事で少し書きましたが、中小企業庁によると企業の倒産理由のおよそ7割が「販売不振」、つまり「売れない」ことによって倒産しています。

ビジネスをやっていく以上は「営業=売ること」は絶対に避けられない至上命題でもありますので、

「うわ、売り込みがきた。嫌だなあ」と避けるのではなく、むしろ「どんな営業の仕方をしてくるのかな?」とワクワクするくらいの気持ちで、上手な売り込みをされたら相手に心の中で拍手喝采して感謝しても良いくらいかもしれません。笑

その方が自分の中での「営業」に対する抵抗感も薄れていくかもしれませんしね。

ただ、もちろんいくら上手い営業だったからと言っても、営業を受ける度に全てを購入していては金銭的に持たないと思いますので、その辺りだけは買うにしても計画的に購入するというか、注意は必要かなとは思います。


少しでも参考になりましたら幸いです。

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