ケアマネ業務への熱量について考えてみた。
春が近づいてきたからでしょうか。
年が明けて、顔見知りの他事業所ケアマネさんから、『退職するから利用者を引き継いでもらえないか』という電話が立て続けに入りました。
在宅業界に長くいると、一緒に利用者様を支えていたケアマネさんが、疲れた顔して、現場から離れていく場面に、幾度となく遭遇しました。
みなさん、人間関係や給料、プライベートの事とか、様々な事情があると思いますが、とても親切なケアマネさんやとても良心的なケアマネさんに限って、離職率が高い気がしてなりませんでした。私の偏見かもしれませんが…
ケアマネとして携わって、一年強。
この仕事は、業務量を減らすことはなかなかできないけど、増やす事はどこまでもできる。『困った事はケアマネに』という風潮があるように、なんでも困ったことは、事業者や利用者さんからケアマネに連絡が入ります。
親切な人や思いやりのあるケアマネさんは、きっと利用者様が困っていたら、おそらく手助けしちゃうと思います。
受け持ちの利用者様でも、人によっては介護保険に関係のない申請や介護保険でサポートできない雑務などは、介護保険関係なく手助けしようかなと思っちゃいます。というか…愛着のある方や思い入れのある方は、しちゃってます…。笑
こういうのしてあげるとやっぱり喜んでくれるんですよね…。
年始も、急変で生活もままならない方がいて、ほぼ毎日訪問し、生活の調整を行いました。生活がある程度、落ち着いた頃には、とても助かりましたと笑顔でお言葉をいただいて、やはりやりがいも感じるんですよね。
行っている事は地味ですが、生活への影響力は計り知れないとつくづく思います。
ただふと…疲労感に満ちた辞めていったケアマネさんの顔が浮かぶ時があります。
見境なく手助けを続けていたら、自分も同じようになるのかなと、ふつふつと思うわけです。
よほどの事情がない限り、基本的には、『介護保険に関する事』しか動かないよう、基準を設けるようにしています。
それ以外は、家族や親せき、事業者などできるだけ外注します。
利用者様には悪いなと思う時もありますが、できるだけ自分や家族にしてもらうようにもしています。
ただ困った時は、全力でスピーディに動きます。ケアマネージャーにしかできないことの範囲で。
ケアマネージャーはネガティブなイメージが強い。業務に対して、賃金が安かったり、調整業務が大変だったりと、挙げればキリがありません。
ただ反面、誠意に対応していると、とても喜ばれるも多く、良い仕事だとも思います。
だからこそ、燃え尽きてしまわないように、自分のルールに則って、アクセル、ブレーキ加減に注意を払いつづけないといけないと思っています。
読んでいただきありがとうございました。
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