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140字小説【銀世界】


惰性で働く毎日。

深夜勤務のため家を出ると、想像以上に雪が積もっていて驚いた。

月明かりに照らされた真っ白な世界。

ザクッ ザクッと、深い足跡を残しながら歩いていく。

心が洗われる感覚を覚えた。


自分の足で歩いている。

そう思えた。


今夜のぼくは下を向いていない。

もう少しだけ進んでみようか。

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