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140字小説【敗戦後の赤い世界】


戦争が始まると私は地下に隠れた。私には何年も生活できる備えがあった。数年後。私はサングラスをかけて地上へ出た。アンドロイドが普及し始めた頃に売られていたサングラス。人間とアンドロイドを遠くからでも識別できるアイテムだ。アンドロイドは赤く表示される。地上は赤一色に染まっていた。

解説 
シンギュラリティ後にAIと人間の戦争が始まり、終わってみれば地上はアンドロイドに支配されていたというお話です。

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