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140字小説【神隠し】


「お父さん神隠しって信じる?」

「子どもの頃に何度か経験したよ」


「本当に?」


「隠れんぼする時、いつも最後はお約束のようにぼくが鬼をしていたんだ」

「うんうん」


「で、目をつぶり五十数えてから探すんだけど、いくら探しても誰も見つからなくてね」


「うんうん」


「翌日はみんな学校に来てた」

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