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今期のドラマ、雑すぎません?

私は仕事とは関係なく、映画やドラマが好きでよく観るのですが、今期のテレビドラマはちょっと…というか、かなり雑なように感じています。

人気YouTuberのように本題がなかなか始まらないような構成は嫌いなので、さっそく本題ですが、まずお話ししたいのは黒木華さん主演の「ゴシップ」。(以降、ネタバレ含みます)

ドラマの内容としては、ゴシップ雑誌の編集長になった黒木華さんが真実を追求し暴いてゆく形なのですが、そもそも「ゴシップ」とは、

① 雑談。世間ばなし。よもやま話。
② (特に有名人の)個人的な事柄についての、興味本位のうわさ話。また、それを記事にしたもの。

コトバンク

個人的な事情についての、興味本位のうわさ話。「雑誌の―欄」

goo辞書

ということなので、「真実を追求する」と言う行為はちょっと主旨から外れているというか、「真実を追求する」意味をあまり感じられないんですよね。そんななか、先日の放送でものすごく気になったのは、心霊スポットの「真実を追求する」ために、弱小とはいえ雑誌編集長としての立場でありながら、不法侵入という犯罪行為を平然とやってのけ、管理人に見つかって笑って済ませられるという、あり得ない状況。普通は警察沙汰ですし、海外なら撃たれてます。

私もマスコミの人間ですから、マスコミは平気でこういう行為をするんだという表現をされるのは非常に残念です。あれではただの迷惑系YouTuberと同じです。そういう点でかなり残念な内容でした。

次にご紹介するのは成田凌さん主演の「逃亡医F」。

このドラマも好きなので観ているのですが、前回の放送の中でちょっと違和感がありました。脳に腫瘍がありながら味覚障害のままレストランを営業し続けてきたシェフが「味覚障害が治らないなら脳腫瘍の手術はしない」と強情をはるんです。手術しなければ味覚障害のままで、しかも脳の腫瘍はどんどん大きくなってゆくわけですから、現状で味覚障害の人が手術をすれば生きられるのに「味覚障害が治らないなら」という理由だけで生きるのをあきらめて死ぬ方を選ぶなんて、あり得ますかねえ?

そして3つめですが、昨日放送の阿部寛さん主演の「DCU」。

昨日のお話しで中村アンさん演じる成合隆子が亡くなってしまったわけですが、これがまた強引すぎて。一見感動的な話しなのですが、海保の命令で排他的経済水域から外には出るなと命令されていたにもかかわらず、成合隆子の独断で、排他的経済水域外の公海に突入します。とんでもない話しです。下手をすれば国際問題ですし、全国民の命や経済を危機にさらす危険性大な状況です。何をやらかしてくれているんでしょうか?亡くなってから遺書ともいえる録音された声明が発見されましたが、冗談ではありません。これはまるで昭和の時代のホラー映画で、殺人鬼がいるかもしれない暗闇に、武器も持たずに普段着で足を踏み入れる殺されちゃう要員と、なんらかわりありませんね。あまりにも無責任で無謀すぎるキャラになってしまいました。

ドラマはフィクションですから、多少強引に進行させなければいけない部分は当然あるのですが、視聴者が付いてこれないような強引さは、もうちょっとなんとかしてほしいと思います。最近はあまり脚本にお金をかけなくなってきたんですかね?もうちょっと頑張っていただきたいと思うのは私だけでしょうか?

ちなみにお気に入りはいまのところ「ドクターホワイト」です。

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