正しいお金の使い方。
お金の正体。
そもそもお金とは何か。その答えを自分なりに考え、自分なりの答えを出すことはこれからこの世界で生活していく中でとても大切なことだと思う。
確かに、その問いに正解があるわけではないが、自分なりの正解に基づいてこれからお金とは切り離せない生活をしていくことで満足度を高く保ったままお金を稼いだり使ったりすることができるからである。
さて、では自分にとってのお金の正体とはなんなのか。それを自分なりに考えていこうと思う。
お金とはツールでしかない。
自分はつい3ヶ月前ほどまで吉野家でバイトしていた。
はじめたきっかけとしては、ただ単に時給がいいからだった。
というのは、そもそも東京の時給は地方の時給よりも高く、最低賃金が、1072円なのだが、その中でも昼間1200円、深夜1500円という高待遇だった。
その時給に飛びつき、人生初のバイトを吉野家に決めた。
しかし、そこの労働環境はあまり良くなく、バックヤードではいつも罵声などが上がっている状況だったため、自分に優しくしてくれていた先輩がバイトを辞めるという状況が何度も続いた。
自分も全くやりがいもなく、充実してはないことはわかっていたため辞めようとは思ったが、時給がいいというお金の面を重視してダラダラと続けていた。
そんなこんなでバイトを続けていたある日コロナにかかっていることがわかった。当時自分はバイト以外の外出はしていなかったためコロナの感染源はバイトしかなかった。
それをバイト先に伝えると頑なにうちで感染ったのではないと否定し出したのでそれを皮切りにそのバイト先を辞めた。
そして次に選んだバイトがUberの配達員である。
Uberの配達員は時給こそそこまで高くないが、自分が体力をつけたかったということもあって自分にとってうってつけのバイトだった。
いざバイトをしてみると確かに1日約50キロメートルほど自転車で走るため体力面ではきついが、ここまで充実しながらバイトでお金を稼ぐことができることに衝撃が走った。
というのは、お金とは嫌なことを我慢してその代償にもらえるものだと思い込んでいたためだった。
この経験から自分にとってのお金の概念が一変した。
確かにお金とはこの世界で生きるために必須なことは明確だが、お金には自分の嫌なことを我慢し続け、ストレスを溜め続けた代償としての価値は全くない。
つまり、お金とはただこの世界を上手に充実して生きるためのツールにしか過ぎないということだ。
いくらお金を稼いでたとしてもその稼いだ人自身が生活自体を楽しめていなく、嫌で苦痛でしかないと思いながらその仕事に明け暮れていたならそのお金を自分を充実させるために使えていないためあまり正しくないお金との付き合い方をしていると考える。
そしてさらに仕事のことで気を病んでうつ病などになり、命を絶ってしまったなどしたらなおさら本末転倒だ。
逆にお金の面ではあまり稼げていなかったとしても、自分なりにその仕事に誇りを持って充実しながらその仕事に励むことができていたならばそれは良いお金の付き合い方をしていると考える。
もしかしたらそんな考え方をするのは世の中を甘く見ているからだ。という自分よりも一世代上の方々なども中に入るかもしれない。
確かに、時代によってはもしかしたら自分も充実感を満たしながら仕事をすることなど考えず、体育会系の部活のように会社の業績命で仕事をするのが正解だった時代もあったかもしれない。
しかし、時代は変化しているのだ。
バブル期で働けば働くほどお金が2次関数のように増え続けた時代は終わり、いくら多く働いてもお金は増えず、増えたとしても上がり続ける税率に取られる世の中に希望を見出せない状況になり、さらにこれからこの無希望感が世の中全体に浸透していくというのが今の時代の流れなのだ。
この中でいかにこの世の中への絶望感をお金というツールを使い自分を充実させることで補うかがこれからとても重要になると思う。
このように、自分にとってお金とは生活を豊かにするためのツール以外の何者でもないという結論に至った。もちろんお金とは何かという問いには真の正解はないため、さまざまな考え方があるだろう。
(お金はこの世の中で命よりも大切なものであるから、充実感など得ずに、自分を殺して稼ぐことが大切だ。というような考え方や、お金なんか全くいらないから家もないし、服も友達からもらったもので十分だよ。というような考え方など)
大切なことは、時代や周りの環境、自身の環境による自分の価値観に沿ったお金のあり方を考えることであり、それぞれが自分にとってのお金の使い方を模索していくことだと思う。
正しいお金の使い方。
それを踏まえて、お金の正しい使い方とは何か。
それは、自分や家族にとって長期的に価値のある使い方だ。
というのは、短期的な快楽というのは、ギャンブルやキャバクラ、ホストなど多額のお金を消費するものが多い。
しかし、そのような使い方はお金に余裕がない限りは長期的に見て破綻することが既にわかっている。
つまり、短期的な充実感を求めると必然的に長期的な満足感にはつながらないということがわかっているのだ。
このことから、長期的に価値があると判断したものにお金を使い、ある種投資をすることで自分にとっての正しいお金の使い方をできるのだ。
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