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愛するってどういうことなんだろうと泣けてくる夜

今、悲しくてしょうがない。さっきまで、疲れ果てたようになっていた。

夕食後のこと。算数の宿題をやる9歳の息子の横の私。前回のテストで数桁同士の割り算をできるのに、適当な答えを書いてきたことが、気に食わず引っかかっている。なんでこんな答え書いたの?と聞いたら「めんどくさいから」と「時間がなかっだから適当に書いた」という返事が返ってきた。

だから「今日のプリントは逃げないで真剣にやって」と言った。ちゃんとできるはずという確信もあったし。

で、最後の問題。

ある店で60000円のテレビが1ヶ月で132台売れたそうです。1ヶ月の売り上げ高はいくらになるでしょう。

すぐ、6万×132をすると思っていたが、あれ? 

6万のテレビ100台でいくらだと思う?に「……」じゃ10台なら? にもピンときてない。

え? まさか? 

教えようとする私に、学校で聞くからいいと目に涙をいっぱい溜めて言う。

そしてそこから、ポタポタポと涙を落としながらわかんなくていいんだと言う。説明聞いてもどうせわかんないんだ、わかんなくても困んないんだ、もういい、めんどくさい。


ごめん、母ちゃん、あなたがこんなに困ってたってことを今知った。こんな段階で、困ってるって今気づいた。時々、あれ?と思うことはありつつ、筆算できてるのみて、分かってると騙されてた。

あんた、つらかったやろ、授業…。

どんどん難しくなって、きっとすごい困っていたよね。不安だったでしょう。道が見えなくて。ごめん。気づいてあげれてなかった。計算ならできてたから、本当はわかってるって思い込んでた。

あー、私何やってたんだ!と心底がっくりして、息子の気持ち思うと可哀想で、悲しい。


やることはもう決まってるの。一年生から戻る。道に迷った時は、わかるとこまで戻る。山の基本と一緒。息子はきっとわかるようになる、算数楽しめるようになる。

ってわかってるんだけど、ここ最近、学校がしんどそうで、ゲームやYouTubeにのめり込む理由がすこし見えた感じがして、ああ、何してんだワタシ! 全然息子のこと、わかってないじゃないか!が、ショックで、まだため息ついている。

愛してるから「きちんとしろ!」「宿題もちゃんと!」って今年になってから、うるさく言ってたけど、的、ズレてたな。

愛してるから、学ばせたい。学ぶって楽しいから、楽しいって知らせたかった。…からだったのに。

はあー。


散々凹んで、凹み終わったら、進もう。新たに舵を切り直して。ゆっくりと。






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