「理想の社員像」を経営者に聞く
今年の冬は多くの社長に会って、会社のこと、社員のことなどいろいろな話を聞いてきた。インタビューで人材のことを尋ねると、どの社長も「やっぱり素直な人が一番!」との答え。ほぼ100%どの社長も同じ答えだった。さらに、私は代表に尋ねた。
「素直ってそんなに重要なことですか?」
「そりゃそうだ。素直な人ってなかなかいないからね」
そもそも私が素直ではなく、見栄を張ることはよくある。その傾向は年齢とともに増える気がしている。周りを見渡しても、素直な人がなかなか居ないのも頷ける。素直か、素直じゃないかなら、素直の方が良い。だけど「一番必要なことなのか?」「もっと何かあるのではないか?」と平社員の私は思うのだった。例えば、ありきたりだけど「仕事が早い」ことや「上昇意識が高い」ことなど。
なぜ素直が良いのか、明確な答えは分からないが、どうやら若者は「素直なだけでオールオッケー」らしい。どの業種の社長も同じことを言うのだから、そうなのだろう。きっと、仕事の早さや上昇思考は関係ない。
私も経営者の立場になれば「素直が一番」という社長方の気持ちが分かるだろうか。